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オミクロン株が急拡大中、世界では「フルロナ」「デルタクロン株」が出現

アサ芸Biz

 一時はもはやコロナ禍も収束か、というほど日本では10月から明確な理由もなく感染者数が大幅に減って、国際的には「ミステリー」などとも言われていたのもつかの間、今年に入ると1日の感染者数が1週間で10倍以上になるほどの感染爆発が起こって、オミクロン株による第6波が到来中だ。

 アメリカでは一時、1日の感染者数が100万人を超えたり、イギリスでも連日20万人を数えるなど、オミクロン株は世界中で猛威をふるっているわけだが、冬本番のこの時期、そうなると心配されるのがインフルエンザとの同時感染の恐怖だ。そして事実、同時感染の事例が徐々に報告されつつある。

「コロナとインフルエンザの同時感染なので、『フルロナ』の合成語でこの事例が報告されています。昨年12月にイスラエルで妊婦が両方に罹っていることが確認され、その他にもスペインやブラジルでも報告されています。ブラジルにいたっては27ある州のうち13もの州で報告されているありさまです」(社会部記者)

 どちらか1つに罹っただけでも辛いのに同時感染となるとさぞかし危険かと思いきや、重症化したとの報告は上がっておらず、フルロナによる死者も今のところ確認されてはいない。しかもイスラエルの女性はいずれのワクチンも未接種だったにもかかわらずだ。

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 そこは大いなる謎だが、世界的なコロナ禍が2年を経たこの時期にフルロナの報告が上がるようになったのも、世界中でロックダウンが相次いだために逆に公衆衛生が保たれ、かつ、インフルエンザに感染する人が少なかったから集団免疫が出来ていないことが挙げられている。

 じゃあ、これからはフルロナも爆発的に増える可能性があるかと言えばこれも予想に反し、ハーバード大学の教授によれば、1日に2度強盗に遭うくらいの確率とのこと。少なくともフルロナがオミクロン株に取って代わるといったことはないようだ。

 一方で、デルタ株オミクロン株が結合した「デルタクロン株」なるものが発見されたと先日報告があったことで世界的な注目を浴びた。こちらも毒性の高いデルタ株と感染力が高いオミクロン株の融合体だから非常に危険と思えるのだが、

「1月9日に、地中海のキプロスの研究者からデルタクロン株の事例が25件見つかったとの報告があったことで世界中をザワつかせました。ところがこの報告は、実験室汚染(コンタミネーション)、つまりは技術的なミスによって検知されたものではないかとの疑義が提出されたことで大きな騒ぎとまでは至りませんでした。キプロスの研究者はこれに反論してはいますが、仮に自然に実在したとしても、研究者本人が結合体がオミクロン株に取って代わる可能性は低いだろうと述べていることから、あまり危険視する必要はないのかもしれません」(同)

 9日にWHO(世界保健機関)は「懸念される変異株」としてアルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、オミクロンの5つを、「注目すべき変異株」としてラムダとミューを指定した。これ以外の変異株が見つかって緊張を高まらせた事例もあったが、必ずしも新しい変異株が全て脅威になるわけではないという。とはいえ、新たな脅威は出てきてしまったら終わりなのだから、やはり収束するまでは気が抜けないのが現実だ。

(猫間滋)

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