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時を越えた冒険に出たくんちゃんが発した決意の言葉とは……「未来のミライ」(2018)

エンタメウィーク(映画)

時を越えた冒険に出たくんちゃんが発した決意の言葉とは……「未来のミライ」(2018)

解説

「バケモノの子」「おおかみこどもの雨と雪」の細田守監督が手がけるオリジナルの長編劇場用アニメーション。甘えん坊の4歳の男児くんちゃんと、未来からやってきた成長した妹ミライの2人が繰り広げる不思議な冒険を通して、さまざまな家族の愛のかたちを描く。とある都会の片隅。小さな庭に小さな木の生えた、小さな家に暮らす4歳のくんちゃんは、生まれたばかりの妹に両親の愛情を奪われ、戸惑いの日々を過ごしていた。そんな彼の前にある時、学生の姿をした少女が現れる。彼女は、未来からやってきた妹ミライだった。ミライに導かれ、時を越えた冒険に出たくんちゃんは、かつて王子だったという謎の男や幼い頃の母、青年時代の曽祖父など、不思議な出会いを果たしていく。これがアニメ声優初挑戦の上白石萌歌がくんちゃん、細田作品は3度目となる黒木華がミライの声を担当。両親役に星野源、麻生久美子、祖父母役に宮崎美子、役所広司。2018年・第71回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品されたほか、第76回ゴールデングローブ賞にノミネートされるなど海外で高い評価を獲得。アニメ界のアカデミー賞と呼ばれる第46回アニー賞では、日本人監督として初めて長編インディペンデント作品賞を受賞。第91回アカデミー賞でも、日本作品としてはスタジオジブリ作品以外で初めて、長編アニメーション賞にノミネートされた。
(提供元:映画.com)

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三度の飯より映画ファンさん ★★★★★

本作『未来のミライ』は、2021年夏に最新作『竜とそばかすの姫』が公開され、圧倒的色彩美や虚構空間の演出で一層の飛躍を見せた細田守監督の第5作目。『バケモノの子』と『竜とそばかすの姫』の間にあたる作品で、2018年に劇場公開されました。

主人公は、生まれたばかりの妹に両親の愛情を奪われたと感じている4才の“くんちゃん”という男の子。自分も構ってほしいのに両親は目が離せない赤ん坊を優先してばかりで、寂しさや疎外感を覚えるくんちゃん……。弟や妹のいる人は思わず「わかる~!」「こういう経験あった!」とくんちゃんの境遇にシンクロしてしまうことでしょう。

ちなみにこの映画は、いつもの細田監督作品だと思って観ると意表を突かれるかもしれません。バーチャル空間や派手なアクションシーンは少なめでストーリーもあくまでミニマムな世界観。

くんちゃんが妹のミライちゃんとの関係を構築し、お兄ちゃんとして成長していく&家族が新しい段階へと踏み出していく内容で、「家族・歴史・自然の摂理・生きるとは・成長するとは──」そんな問いを視聴者の心へ投げかけてきます。静かでひっそりと、けれど骨太な作品は優しい深みを湛えていました。

くんちゃんは、両親の助けを借り成長するのではなく、自分の力で親や祖父母の過去の世界へ紛れ込むなかで、自分で考え、決めて、成長していきます。物語の後半で、ずっと「ミライちゃん好きくない!」と言ってたくんちゃんが、ミライちゃんを助けるため「くんちゃんはミライちゃんのお兄ちゃん!」と叫ぶシーンではくんちゃんの成長っぷりに思わず泣いてしまいました。

くんちゃんの声を上白石萌歌、おとうさん役を星野源、おかあさん役を麻生久美子が担当。それぞれのキャラクターにマッチした声は、人生讃歌とも呼べるこの作品にぬくもりを添えています。子どもでもおとなでも、観た人がそれぞれの感傷に浸ってしまう、そんな味わい深い作品でした。


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2022年1月14日

提供元:エンタメウィーク(映画)

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