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もっとも暗く輝くアメリカン・ポップカルチャーの星! ロバート・クラムのWEIRDな半生記を追ったドキュメンタリー『クラム』が、再公開決定!

cinefil

この度、1996 年に公開されたテリー・ツワイゴフ監督『クラム』が、2022 年 2 月 18 日 (金)より新宿シネマカリテほかにて再公開致します。

「僕を突き抜けて紙の上に出だがっているんだ」―ロバート・クラム
強烈な性へのオブセッション、兄チャールズとの関係…いかにしてクラムはクラムとなったのか?

©1994 Crumb PartnersⅠALL RIGHTS RESERVED

ロバート・クラムはアメリカのアンダーグラウンド・コミックを代表する漫画家、イラストレーターである。カウンターカルチャーを象徴するキャラクター「フリッツ・ザ・キャット」、「ミスター・ナチュラル」を生みだし、またジャニス・ジョプリンのアルバム「チープ・スリル」のジャケットを手掛けるなど、60 年代後半のアメリカにあって、一躍脚光を浴びる存在となった。本作は、風刺に富み、過激で辛辣、ときに性的なオブセッションをあらわにしたコミックを描き続けたクラムにカメラを向けたドキュメンタリーである。

©1994 Crumb PartnersⅠALL RIGHTS RESERVED

この度、解禁された予告編では、冒頭に「クラムは現代の(ピーテル・)ブリューゲルだ」「20 世紀の(オノレ・)ドーミエ」「(フランシスコ・デ・)ゴヤだ」と、ロバート・クラムを高名な画家に口々になぞらえる人々の言葉が被さるタイトルバックで幕を開ける。続けて、とある講演会で、クラムが喋っているところによると、過去に書いたコミックの原画が、かなりの高値な額で取引されていることを伝えている。ただ、自身の手元にはたいしたお金は入ってきていないと言う。「悪党どもめ」と吐き捨てるクラム。

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©1994 Crumb PartnersⅠALL RIGHTS RESERVED

続けて、あるインタビューで答えている様子では、「現代人は何のコンセプトもない。あらゆるものが金儲けの道具だ」とその苛立ちを語っている。 そんなクラムの、コミックを書き続けるモチベーションはどこにあるのか。クラムの絵には、しばしば、性への強烈な執着をみることができる。クラムの絵についての印象として、「女への敵意、それも性的な」「嫌気がさして、気分が悪くなる」とある女性は予告編でも語っている。それでも描き続けるクラムは、自身の中に内在するキャラクター達が「僕を突き抜けて紙の上に出だがっているんだ」と語る。現実社会では許されない欲望を具現化するキャラクターを世に送り出していることに対して「僕は監禁されるべきかもしれない」と自身のことを語っている。

©1994 Crumb PartnersⅠALL RIGHTS RESERVED

そして、クラムが絵を描くことになったのは、兄チャールズの影響だと言う。予告編でも、チャールズが描いたというコミックをみることができるが、ページをめくるにつれて、絵と文字の比率が逆になり、文字がどんどん増してくる。そして、最終的には細かい文字の羅列にだけになるのはかなり異様だ。劇中では、そのチャールズも登場する。一生のうちの大半を、家に引きこもっていたチャールズだったが、クラムが有名になった後でも、それは変わることがなかった。

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