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静粛超音速実験機 X-59 QQeSST、テキサスへ輸送 耐久性検証

FlyTeam

静粛超音速実験機 X-59 QQeSST、テキサスへ輸送 耐久性検証

アメリカ航空宇宙局(NASA)のX-59 QueSST(Quiet SuperSonic Technology:低ソニックブーム/静粛超音速機)がカリフォルニア州からテキサス州へ輸送されますが、その前に実施された胴体へ保護材が巻き付けられた様子が公開されました。X-59 QueSSTは2022年、初飛行を予定しています。この初飛行前に、最終組み立て作業が進められているカリフォルニア州のロッキード・マーティン施設「スカンクワークス」から、テキサス州フォートワースの施設に輸送され、試験が行われます。

フォートワースのロッキード・マーティン施設では、X-59が安全に飛行するため必要な基準を満たし、さまざまな飛行条件下で想定される荷重への耐久性を検証・評価する地上試験が実施されます。この地上試験と同時に、開発チームは燃料システムのキャリブレーション、試験を実施します。こうした一連の試験を終了し、X-59の機体はカリフォルニア州に再び戻り、2022年後半の初飛行に備えます。

着陸装置を搭載する前のX-59

NASAの計画では、2022年に初期飛行試験を開始し、2023年にアームストロング飛行研究センター主導で静粛超音速飛行の安全な運用を証明していきます。これを経て、2024年に、X-59をアメリカの複数の地点に飛行させ、実際に発する音による人々の反応を確認します。

X-59 QueSSTは、超音速機が発生させるソニックブームによる地上への轟音や衝撃波を抑制し、これまでの研究で蓄積された静粛性技術を反映し、設計された実験機です。実際に飛行させ、地上でデータを取得し、超音速飛行を禁止する規則変更を目指し、アメリカ連邦航空局(FAA)と国際民間航空機関(ICAO)に提供します。規則が変更されると、新たな開発が進められている超音速機が陸上も飛行できるようになり、航空会社への導入、定期便運航にもつながります。

ロッキード・マーティン「スカンクワークス」で組み立てられているX-59
X-59を治具から取り外す様子

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