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「神戸山口組」「池田組」「絆會」…水面下で続く“対六代目戦略”それぞれの思惑

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分裂によって、山口組の勢力は大きく変わった。平成26年末時点で構成員数約1万300人だった組織が、同27年末には六代目山口組約6000人、神戸山口組約2800人に変動(警察庁まとめ・以下同)。5年後の令和2年末には、六代目側は約3800人にまで減少したのである。

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神戸側に至っては、現在の絆會・織田絆誠会長をトップとする勢力の離脱、中核組織だった五代目山健組の脱退、さらに池田組(池田孝志組長=岡山)の脱退などによって、約550人にまで減少したことが兵庫県警の調べで明らかとなった。

昨年11月11日、25団体目の「指定暴力団」に指定された池田組の勢力は約80人(昨年9月16日時点の岡山県警調べ)で、絆會は約230人(令和2年末の警察庁まとめ)。これらの脱退を抜きにしても、神戸側の組員減少は歯止めが掛からない状況といえる。

「神戸側とケースが違うが、ヤクザ業界全体を見ても減少傾向にあるで。なり手が減ったことに加え、警察の取り締まりも激化して、生きづらくなっとるからな。ヤクザとしてのリスクは末端組員に限らず、直参かて微罪逮捕で家族まで引っ張られることが増えた。トップに対しては、民事で使用者責任が問われるケースが増えているのも事実や」(ベテラン記者)

だからといって、六代目山口組が抗争に対して消極的になる気配はない。

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昨年8月には、神戸山口組に残留した山健組元直参の與則和・與組組長が二度目の襲撃を受けて負傷。犯人は不明だが、組織関係者の多くが抗争案件とみている。また12月には、神戸側・寺岡修若頭(俠友会会長=兵庫淡路)の徳島県にある関係先でも発砲事件が起きており、不気味な雰囲気が漂っているのだ。

「分裂の首謀者といわれる5人のうち、正木年男組長は引退したが、井上組長と入江禎副組長(二代目宅見組組長=大阪中央)、寺岡若頭は残り、池田組長も独立組織として活動を続けている。いずれも六代目側が絶縁した面々で、何らかのケジメが求められるはずだ。井上組長たちにしてみれば、それに応じないことこそが、六代目側への報復なのではないか」(他団体関係者)

さらに、六代目山口組の狙いは神戸側のみならず、脱退した池田組、絆會にも向けられているという。

持久戦を乗り切るには資金力も不可欠

池田組からは平成28年5月に死者が出ており、令和2年5月にも最高幹部が銃撃される事件が発生した。いずれも岡山市内で起き、令和2年の事件を受けて、岡山県公安委員会は同市を特定抗争指定の警戒区域に指定。昨年10月に解除され、六代目山口組・二代目大石組(井上茂樹組長=岡山)本部などへの立ち入りが可能となった。

しかし、池田組本部に対しては市が岡山地裁へ使用差し止めの仮処分申請を行い、昨年12月21日付で使用禁止が決定。「六代目山口組との敵対関係は解消しておらず、再び抗争が起きる危険性が高い」などと市が主張した内容からも、依然として緊張状態にあることが分かる。

「当の池田組も対立姿勢を続けている。結束を強め、攻撃に備えているはずだ」(前出・他団体関係者)

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