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安定した収入が保証されるが…知られざる「銀行勤務」事情

幻冬舎ゴールドライフオンライン

本記事は、森竜太郎氏の著書『これでいいのかサラリーマン』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

年功序列

銀行では同期を嫌でも意識させられますが、これは銀行の人事評価が霞が関を参考に行われているためです。「〇〇年は優秀な人材が多い」とか、年次で評価することがありますが、霞が関も同様ではないでしょうか。

最初、不思議でしょうがありませんでした。優秀かどうかは人であって、年次に結びつけて評価する意味がわかりませんでした。

おそらく人事制度に原因があって、〇〇年に入行した銀行員は役員にまでならない限り××年に銀行を卒業する予定が決まっており、その期間の中で毎年銀行員の評価・数を調整する内向きな理由があると思うのですが、今でも正直言って理解できません。

終身雇用が機能しなくなりつつあり、一つの会社が新卒をリタイアするまで面倒を見ることができなくなっている今、年次で評価するのは無理があると思います。

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年功序列が徹底している銀行では、若手が先輩をポジション上、上回ることがあっても先輩への配慮は欠かせません。年上に対して偉そうに振る舞うことは決してできないのです。仕事を依頼する時は慎重に言葉を選びます。本人のプライドを傷つけることなく、上手に巻き込むわけです。傍から見ると、どちらが上司でどちらが部下かわからないほどです。

ある時、上司が愚痴をこぼしていました。「あのシルバーシートに座ってるオッサン、マジ反抗的でめんどくせー。今度の人事評価でバツつけてやろうか」私は上司を気の毒に思うのです。「オッサン、老害になってるよ。自覚ある? 気を付けてね」そんなサポートが私のメインの仕事だったりすることがありました。

銀行の例え

証券に長いこと出向していた銀行員が十年振りに戻ってきて感じたセリフがあります。

「銀行ってファミリーみたい」。証券と比較してそう言ったわけですが、ピンときません。

どういう意味か尋ねると、家族の一員になるようなもので一度入ると終わりまで面倒を見てくれるというのです。

終わりとは銀行リタイア後も含めてのこと。福利厚生が恵まれているのでしょう。さらに、よほどの不祥事でも起こさない限り行員を守ってくれるというのです。守る、つまり安定した収入が保証されることです。

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