
藤井聡太
棋士の食事をテーマにした漫画『将棋めし』の著者・松本渚さんによると、将棋界には、「カレー定跡」というものがあり、カレーを頼むと勝率がいいとされているそうだ。2021年、藤井四冠が八大タイトル戦で食した “勝負めし” は、カレーが最多で9回だった。
「森内俊之九段や佐藤天彦九段は、タイトル戦の2日めにカレーを食べるげん担ぎをしていたといわれています。もしかして藤井さんも少しは意識されているのかしら、と感じますね」
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カレー以外では、「ぽんきし」「いわきの魚」など、ご当地の食材を好んで選ぶ傾向も見える。
「地元の食材を使った料理を食べて、観戦している人たちに興味を持ってもらう。そんな広報活動を、“勝負めし” が担っているところはあります。その点は、羽生善治九段のようです。