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東京・北京・蘇州・上海。各地で腕を磨いた山口流テイクアウト中華「膳口味児(シャンコワール)」に美味なる小部屋オープン!

80C[ハオチー]

「家で作る中華とはちょっと違うけれど、季節のものを少しずつ取り入れながら、お子様から年配の方まで楽しんでいただけるような、ほっとできる味わいの料理を」。そんなコンセプトで2020年2月にオープンした「膳口味児(シャンコワール)」は、テイクアウトをメインとした中華料理店です。

歩道に面したショーケースに並ぶ料理は、熱菜(温めて食べる料理)、涼菜(熱くない料理)、点心、甜品など幅広いラインナップ。店は阿佐ヶ谷と鷺ノ宮、両駅のど真ん中にある阿佐谷北六丁目交差点角にあり、散歩の途中や仕事帰り、買い物のついでなど、気軽に立ち寄りやすい立地と店構えです。

『膳口味児(シャンコワール)』外観。阿佐谷北六丁目の交差点が目印。

「一人で切り盛りすることを想定し、テイクアウト中心の店舗設計を進めていたのです」と話すのは、店主の山口善久さん。しかし、計画中に「作りたての料理も楽しんでもらえる場があれば、提供できる料理の幅がさらに広がるかもしれない」と設計に加えることにしたのが、イートインのための小さな個室

ひとつの部屋に、ひとつのテーブル。2名でゆったり過ごせる空間は、まさに隠れ家。予約必至! コロナ禍で部屋の扉は開かぬ状態が続きましたが、2021年11月初旬、ようやく出番を迎えました。

『膳口味児(シャンコワール)』外観。右がテイクアウト窓口、左は小部屋への入口。基本は2名までですが、間口を解放できる季節は3名まで入れます。

現在個室は昼夜ともに稼動中で、ランチは日替わりの主菜に、お新香・サラダ・スープ・ライスが付くセットを提供。ディナーはアラカルトもありますが、1人3,000〜7,000円程度の予算で「おまかせコース」を組んでもらえます。そこで今回、5,000円でおまかせをお願いし、さっそく夜にいただいてきました。

大切にしたのは、街の頼れる食堂の香り。

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東京、北京、蘇州、上海。店主の山口善久さんがつくる料理は、各都市で長年にわたり培ってきた経験が活きたもの。

店名は中国語のような雰囲気をもちますが、山口さんのアイデアで「食堂の匂い」という雰囲気を表したピンイン読みの造語だそう。頭から2文字の発音「shankou」は、「山口」の中国語読みと同じ発音。豊富な経験を活かした「山口さんの味わい」を楽しめる店、という意味も込められています。

コースで出していただいた料理は13品。葱油かけ里芋のとろとろ煮は、柔らかく蒸した里芋を、葱の香りをつけた油と鶏ガラスープでのばしたポタージュ風の煮込み。
ほうれん草の南乳和えは、紅麹を使って発酵させた豆腐の発酵食品・南乳に胡桃味噌とピーナツバターを加え、紹興酒でのばしたコクのある和えもの。どちらも山口さんのひと工夫が感じられます。

葱油かけ里芋のとろとろ煮。 ほうれん草の南乳和え。

箸休めにぴったりの2種のらっきょう漬けは、レモングラスと、それに似た香りを持つ木姜子(ムージャンズ)を入れた甘酢漬けに、ナツメグと老姜を入れたハチミツ黒酢漬け。定番のよだれ鶏は、韓国唐辛子を使った自家製辣油を使用。辣さはマイルドです。

2種のらっきょう漬け。 よだれ鶏。

点心も季節でさまざまな用意があります。茶樹茸焼売は、茶樹茸とエノキをXO醤で炒め、ポーク焼売の上に載せて。広東点心でおなじみの蝦餃子は、海老のすり身を貫雪粉(浮き粉)の皮で包んだ蒸し餃子。豚肉とキャベツの春巻には、豚肉とキャベツのほか、人参、キクラゲ、葱、生姜も入って野菜たっぷり。

茶樹茸焼売(右)と蝦餃子(左)。茶樹茸は乾燥を戻して使っているので、食感と風味がしっかり。 豚肉とキャベツの春巻。

一品料理は、定番の料理に季節の食材と香りが。上海蟹みそあんかけ茶碗蒸しは、鶏ガラスープで作った茶碗蒸しに、赤酢を加えた上海蟹みそのあんがとろり。酢豚は黒酢と中国のたまり醤油・老抽を使い、酸味はまろやか。オイスターソースを使った少し甘めの牡蠣入り麻婆豆腐は、仕上げに藤椒油(青花椒の油)と青花椒がかかり、爽やかな痺れを楽しめます。

上海蟹みそあんかけ茶碗蒸し。 酢豚。 牡蠣入り麻婆豆腐。
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