写真Takeo Dec.
2005年にデビューした北乃は、2007年にドラマ『ライフ』で主演を務めると、女優として活動の幅を広げていく。映画『ハルフウェイ』(2009年)は特に印象深いという。
「全編アドリブという構成の映画です。ある程度のあらすじや設定はあるのですが、フィルムチェンジまではカットなしでカメラを回すという特殊な撮影スタイルの映画でした。先日、舞台でご一緒した行定勲監督にも『10代であんな変わった作品、よく演じ切ったね』とほめていただけました。芝居で行き詰まったと感じたとき、自分が自由に演じていたころを思い出すために、必ず見返す作品です」
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2010年からは俳優業に加えアーティスト活動も開始。3枚のアルバムをリリースした。
「a−NATIONなどの大きなステージに立たせていただいたのも、いい経験でした。アーティスト活動では曲のコンセプトを考え、自分でMVのコンテを描いたことも。デザイナーやディレクターの方とともに作品を作り、セルフプロデュースについて勉強をさせていただきました。いまだに“『サクラサク』を聴いてました”と言われることもあって嬉しいです」