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マクドナルドがドライブスルーの従業員をAIに置き換えるため、IBMと連携

カラパイア


 ファストフードチェーン、マクドナルドは、ドライブスルーの自動化を進める為、IBMと戦略的パートナーシップを結んだ。

 将来的にドライブスルーの従業員をAIに置き換える予定だそうで、AIが注文を受け付ける日が来るのも近いだろう。ご一緒にポテトはいかがですか?と言うのかどうかはちょっとよくわからない。

マクドナルド、ドライブスルーをAIで自動化

 10月27日、大手ファストフードチェーンのマクドナルドは、IBMと提携して人工知能(AI)を活用したドライブスルーを開発していることを発表した。

 このプロジェクトでは、音声認識などの新しいAIを利用した技術によって、今後全てのドライブスルーレーンでの注文の自動化を目指していくことになるという。

 契約の一環として、IBMはマクドナルドが2019年にテクノロジー企業「Apprente」を買収した時に作成されたMcD Tech Labsを買収。マクドナルド内に新設立された統合チームが、ファストフードチェーンの自動注文技術をテストした。

AIドライブスルー実験の精度は85%

 マクドナルドのCEO(最高経営責任者)であるクリス・ケンプチンスキー氏は、契約の詳細や金銭的条件について言及することはなかったが、既に今年の6月にAIソフトウェアを使用して、シカゴ地域の10の店舗で顧客の注文を受け付け始めたことを明かし、このように述べた。
IBMは、AIを活用したカスタマーケアソリューションと、音声認識の構築に関する専門知識を備えたマクドナルド社にとって、まさに理想的なパートナーです。
 これまでの実験では、システムの精度は85%程度だという。マクドナルド社は、この技術をアメリカの14000軒のチェーンに導入するには、最大2年かかると推定している。

 今後、AIによる自動注文が進めば、速度と制度が向上する可能性があり、カスタマーサービスが更なる改善に繋がる。シカゴでの実験はその第一歩というわけだ。

 しかし、様々な言語を導入し、世界中の4万もの場所からメニューを入力するという作業は、コア・コンピタンス(競合他社には真似できない核となる能力)の規模を超えることになる。

 そのためIBMは、この大手レストランチェーンがより多くの言語と方言で注文を受けるのを支援するための人工知能の開発をしていくということだ。

pixabay

一部では自動化に懸念の声も

 ドライブスルーのAI自動化は企業をより効率的にするが、一方で多くの労働者が職を失う可能性があることを懸念する声もあがっている。

pixabay

 しかしケンプチンスキー氏は、「コンピューターに仕事を任せる時代が来ている」と主張。また、同社の全ての従業員は新しいシステムを稼働させることを楽しみにしているとも述べている。

 新しく自動化されたドライブスルーレーンは、長蛇の列をスピードアップする結果をもたらすのか、それともコンピューターと話すのに苦労する顧客が増えるにつれて、さらに大きな混雑を引き起こすのか、今後の展開が気になるところだ。

 なお、買収は今年12月には完了する見込みだという。

 ちなみに、同社はコロナによるパンデミックの間、ドライブスルーネットワークを介して売り上げの90%を生み出した。

 経済的混乱を招いたパンデミックの最中でさえ、以前の70%から20%も増加するほど、ドライブスルー・ビジネスは非常に好調だったようだ。

 また、第3四半期の収益が14%増加し、62億ドルという好調な売り上げも報告されている。

 その理由の一部は去年から6%上昇した価格によるものだが、値段が上がっても多くの顧客ファンを掴み続けているということだろう。

written by Scarlet / edited by parumo

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