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『半妖の夜叉姫』第33話は、「神×人間」の悲恋! 二人を救うせつなの「所縁の断ち切り」の真の力とは?

テレビドガッチ


テレビアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜夕方5時30分~※一部地域を除く)の11月27日の放送は、第33話「魔夜中の訪問者」。

前回に続き、とわ、せつな、もろはは別行動の旅の最中にある。
竹千代の依頼で狸穴島に出かけたもろはは、狸平家大家老の狸穴将監と古狸妖怪・満月狸と対峙。紅夜叉になって立ち向かうが、吹き飛ばされ、眠り込んでしまい、竹千代に助けられて呆れられる。
また、とわは理玖、りおんと共に麒麟丸と相対したが、とわを庇った理玖が目を負傷。理玖はとわのハンドクリームを瞼に塗り、その香りを目印にすることで、とわを見失うことはないと笑顔で言い切る。
一方、せつなは妖怪退治屋たちと共に、五穀村で炎牛の襲撃に備えていた。

そして、ここから描かれたのが、今回の主題である神×人間の悲恋である。
炎牛の主・魔夜中という鬼神は、五穀村の御神体である「五穀の恵み」を差し出すよう、村人たちに要求していた。
退治屋たちが炎牛を退けたと思われたが、一頭が「五穀の恵み」を守る結界に炎を放つ。そこに駆けつけたせつなは、何者かの手刀に倒れる。五穀村出身だと語っていた退治屋の五郎の仕業だ。
目が覚めると、そこには魔夜中と五郎が共にいた。魔夜中はせつなが半妖であり、自身と同じ「狭間に生きる者」ということから、「五穀の恵み」がもともと自分のものだったこと、自分がかつてここにいた土地神・真昼間だという事実を明かすのだ。

かつて真昼間は善良な村人たちを気に入り、豊かな畑と潤沢な作物を授けていた。しかし、その村に役人とその娘・お華が来て、役人が村長になった。
心優しいお華は真昼間のもとを日参し、食うに困っている者がいるので暮らしを良くしてくれと頼みこんだ。真昼間は神器「五穀の恵み」を貸してやるが、村長がそれをどこかに隠してしまう。
土地神としての力を失った真昼間は、お華に神器を取り戻すように命じるが、神器は見つからず、とうとうお華は真昼間に、村を捨てて一緒に逃げてくれと言う。しかし、約束の場所にお華は現れなかった。
五穀村を離れて数十年後、放浪の旅を経て真昼間が再びその村に戻ると、貧しかった村は大繁栄し、「五穀の村」となっていた。すでにお華はこの世におらず、騙された怒りと悲しみから、土地神・真昼間は闇堕ちし、「鬼神・魔夜中」に変わってしまったのだった。
そして、実は五郎はお華が一人で産んだ真昼間との子であり、五郎が5歳のときにお華は真昼間に詫びながら死んでいったという。

魔夜中は、五穀村の恵みがじきに枯れると見通しながら、なぜ炎牛に襲わせたのか。事情が分かったのに、なぜ魔夜中のままでいるのか。それを聞いたせつなに、魔夜中に絡み合う糸が見えた。そして、せつなが「縁の糸」を斬ると、「五穀の恵み」の依り代にお華の亡骸が使われていたこと、真昼間が去ったすぐ後にお華がやって来て、二人はすれ違いだったことがわかる。魔夜中の心はようやく解放され、お華の魂と再会することができた。あのときもう少し真昼間が待っていたら、あるいはもう少し早くお華が来ていたら、二人、いや五郎を含めた三人の運命は違っていたろうに。

SNSにはこの悲恋に対し、「すれ違い、切なすぎる」という声が続出。と同時に「村長、クズすぎる」「父親のくせにエグいことするな!」という怒りや、「人間の欲望、怖い」といった感想が多数見られた。
また、事態は解決したものの、五穀村は豊穣をもたらす神器を失い、退治屋たちは報酬をもらえずじまいとなったオチには「ただ働きか、もろはみたい(笑)」ともろはと重ね合わせる声も散見された。
また、神×人間、異種族の恋愛が「悲恋」になる運命を「切ない」と嘆く声も。せつなの両親である殺生丸(妖怪)×りん(人間)などの行く末を案じる声もあった。
相手を倒すのではなく、寄り添って救うことで解決するせつなの優しい武器「所縁の断ち切り」。その真の力が垣間見えた回であった。


次回は、読売テレビ・日本テレビ系にて
12月4日土曜夕方5時30分から、
第34話「決戦の朔(前編)」が放送!
※一部地域を除く

次回は、八衛門狸が満月狸を封印した犬夜叉一行の過去と竹千代流離譚を語る。
また、せつなが初めての朔を迎えるようだ!
是露は朔の夜で妖力を失ったとわに狙いを定め…
三姫はそれぞれ重要な局面をどう乗り越えるのか⁉︎



原作/高橋留美子「犬夜叉」(小学館 少年サンデーコミックス 刊)
Ⓒ高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

【文・田幸和歌子】

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