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誰も源に到達することができない。ミステリアスな古代の源泉「フォッセディオンヌ」

カラパイア


image credit:Wikipedia

 フランスのブルゴーニュ地方に、古代から存在し、“神の穴”と呼ばれる泉「フォッセディオンヌ」がある。

 実はこの泉、その源をこれまで誰も見つけることができないミステリアスな泉として知られている。

 過去には、謎を解明しようと潜った複数のダイバーが死亡したこともあり、古くから地元の人々の間では「水底には蛇が棲んでいる」「源は別の世界への入り口」と言い伝えられているという。



Fosse DIONNE TONNERRE – PLONGEE

ミステリアスな泉、フォッセディオンヌ

 フランス北東部ブルゴーニュ地方の町トンネレにある「フォッセディオンヌ」は、西暦645年頃、当時使えなかった沼地を僧侶ジャン・ドゥ・レオームが奇跡的に泉に変えたという説が伝えられる古代の源泉だ。

 この泉は、カルスト地形の地域に多く見られるタイプのカルスト泉で、毎秒平均311リットルもの高い流出量の水を噴出するという。
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 その速度は季節により異なるそうだが、特に雨が多く降る時期には毎秒3000リットルにも上る噴出量となるようだ。

 18世紀になると、円形の石の囲いが建設され、湧き出るターコイズ色の水をローマ人は飲料水として使用し、ケルト人は神聖な水として崇めたが、当時の地元住民には公衆浴場として使用されていたとも伝えられている。
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誰も源泉に辿り着けない謎

 多くの人々が古代から使用してきたこの泉は、これまで誰もその源泉に辿り着けないというミステリーを持っている。

 一見底なしに見えるフォッセディオンヌの源は、いったいどこにあり、どこへ繋がっているのかという疑問を人々が抱き始めたのは、18世紀に入ってからだそうだ。
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 1974年には、プロのダイバー2人が石灰岩の狭い通路に降りて行き、泉の源を見つけようと試みたが、彼らはその後水面に上がって来ることはなかった。

 また、1996年にも別のダイバーが謎を探るために底へ潜ったが、彼も前回のダイバー同様、命を落とすことになってしまった。

 最近では去年に、トンネレの町長がプロのダイバーであるピエール・エリック・デセーニュさんに依頼し、長年の謎を解き明かそうとした。

 だが、ピエールさんは地下70メートル以上を降下し空洞の入り口から370メートル以上の地点まで潜ったものの、やはり源に辿り着くことはできなかったという。

 3名ものダイバーを死に至らしめた謎の泉は、古代から「泉の源は別の世界への入り口」「底には巨大なヘビが棲んでいる」という説が広まっている。
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 カルスト泉の水が、地下の石灰岩の洞窟から噴出していることは間違いないようだが、未だその底は謎に包まれたままだ。

written by Scarlet / edited by parumo

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