ゲーム内の設定も、プレイヤーが“おじさん構文のエキスパート”として、おじさん構文AI開発研究所に招集されます。そこで、SNSの投稿に対して、おじさん構文で自動的に返事をするAIに、フレーズの組み合わせでのお手本を示し学習させる事が目的となっている。というもので、設定にもこだわりがみられます。
制作者である「愉快班」さんにお話をうかがったところ「たくさん笑ってもらえるように作りました!組み合わせのセンスなども大いにありますが、気心知った人同士でも、このゲームの中だと別人格になるので、そうした面白さもあると実感しています。お題(SNS投稿)の中身も、実際の投稿をベースにして「こういう投稿あるある」と思ってもらえそうなテーマを考えました」とのことです。
ゲームの作者「愉快班」さんは、この作品がなんと初作品。「ゲームマーケット」に足を運び、売られているゲームの自由さに感動して、自分たちも作ってみたい。そして、「ゲームマーケット」に出展したいとと思い、今作を手掛けたそうです。
今作については、「時代にタイムリーなゲームを作りたいという意欲がありました。当時TVの情報番組やWebニュースメディアにも取り上げられる前に、SNSでざわついていた「おじさん構文」を見掛けまして、それを大喜利ゲームに取り入れたら面白そうだなと思ったのがきっかけです。実際にSNSでもフォローし合う人同士が、ふざけておじさん構文でリプライを飛ばし合っているのを見ています。そんな親しい人の間で行うコミュニケーションのひとつの形として、乗っかってもらうと盛り上がるのではないかとも感じています。また、現実世界ではご法度として叩かれていましたが、実はおじさん構文やってみたい人も多いのではないかなと思い制作しました」と語っています。
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またこだわった点については「カードの言葉とイラスト」だといい、「カードの言葉は実際にSNSで見たフレーズをテキストマイニングしたりしてリアルさを出しています」とのこと。
「現実世界で迷惑をかけるのは我々もどうかと思いますが、ゲームの中なので、遠慮なくおじさん構文を作ってほしいです。そして、普段からSNSをよく見る方を中心にプレイして、上手い文章ができたらぜひSNSにも写真を撮ってアップしてもらいたいです」とこれからプレイする人へ向けメッセージを送っています。実際に遊んで、その光景をSNSに上げる楽しみもあり、2度楽しめる作品ということですね。
なお、「おじさん構文、つくっちゃおうカナ?」は、今後はネットによる通信販売も予定されています。販売方法は決まり次第、「愉快班」さんのTwitterで告知されるとのことです。
<記事化協力>
愉快班さん(@yukaihan_game)
(戦魂)