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AI「アルデバラン」朝ドラ主題歌が泣けると話題に!人や社会の繋がりを描く歌詞の意味を考察

UtaTen

「カムカムエヴリバディ」の主題歌は世界の現状を歌っている


AI – 「アルデバラン」 (official video)
2021年11月1日から放送を開始したNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』は、3世代の100年もの半生を描いたファミリーヒストリーです。

その主題歌に起用されたのは、森山直太朗が作詞作曲を手がけたAIの新曲『アルデバラン』。

素朴かつ壮大なメロディーと、斎藤ネコによる楽器の温かみを感じるアレンジ、丁寧な言葉運びの歌詞とAIの真っ直ぐでパワフルな歌声が、見事にマッチした楽曲と言えるでしょう。

ドラマ放送同日のリリースに先駆けてNHK総合で数回にわたり披露されると、SNSを中心に「号泣必至の主題歌」「ドラマ放送前からすでに感動した」と大きな反響を呼び、話題となっています。

さっそく気になる歌詞の意味を考察していきましょう。



1番の歌詞には少し寂しい雰囲気が漂っているように感じます。

「君と私は仲良くなれるかな」という言葉は、裏を返せば今は仲が良いとは言えない関係ということです。

「この世界が終わるその前に」と続くのは、「君と私」の関係だけでなく世界自体が危うい状態にあることを指しているのでしょう。

これは、社会の在り方と人の関係を描写しているのではないでしょうか。

世界中の誰もが平和や愛を謳いながらも、実際は人種・国籍・宗教・価値観の違いで他者を差別したり距離を取ったりしています。

コロナ禍が始まってからはそうした社会問題がより浮き彫りになり、パンデミックへの不安や恐怖に加えて人や社会に対する不信感を持った人もいることでしょう。

このままでは世界が終わってしまいそうなほど分断された社会。

他者と本当に心を通わせることはできるのだろうかと、切実な疑問を投げかけているとのだ考えられます。

その一方で、主人公はこの世界の現状に絶望しているわけではないようです。

「今、私に出来うる全てを」と、誰かと繋がるために自分にできることを精一杯行いたいという積極的な気持ちを言い表しています。



サビの「笑って笑って 愛しい人」というストレートなフレーズが心に響きますよね。

AIはこれまでの楽曲でも「笑って」と語りかける歌詞を歌ってきましたが、このフレーズは「一緒に乗り越えていこうっていうメッセージを込めて歌いました」と語っています。

「君」に笑っていてほしいという願いよりも、この人生を一緒に笑って進んで行こうと誘う明るい意味と解釈できそうです。

先の見えない未来は不穏で心配は尽きませんが、音楽に乗り手を叩いて歌っているとそれだけで気分が上向きになることがあるでしょう。

その時、自分ではなく大切な誰かの幸せを願っているなら、その願いはきっと誰かの心と未来に届くはずです。

これが世界中の一人一人にとっての「私に出来うる」ことなのかもしれませんね。

タイトル「アルデバラン」の意味とは?




タイトルにもなっている「アルデバラン」とは、牡牛座の一等星のこと。

プレアデス星団に続いて登っていくことから“後に続くもの”という意味の「アルデバラン」の名前がついたと言われています。

2番の歌詞から、主人公が空に煌めくアルデバランを見つめている様子が伝わってくるようです。

そして、涙を流している「君」にも「見上げてごらん」と語りかけていることも分かります。

今は確かにつらく苦しくて、様々な「涙の理由」を抱える毎日を送っているかもしれません。

コロナ禍で大切な人とさえ満足に会えない状況もその1つでしょう。

そうした「君」の状況を主人公が理解してくれているのは、きっと主人公自身も同じ境遇にいて、つらい思いを抱えているから。

それでもいつか必ず「またこうして笑って会えるから」信じていようと励ましているのです。

アルデバランはそんな希望の象徴と考えられます。

待ち望む幸せな時間がこれからずっと続いていくことをアルデバランの輝きが保証してくれているようで、温かい気持ちになりますね。

弱った心を愛が支えてくれる




2番のサビに出てくる「ペテンな時代」も現代社会を表しているのではないでしょうか。

コロナに便乗した詐欺など、人の気持ちに付け込んだ犯罪も増え、自分の利益のためなら平気で嘘を吐く人たちがいます。

簡単に人を信用できない社会では、心が折れてしまいそうになることもあるでしょう。

「心の糸」とあるように、心はたくさんの感情や気持ちが1つになって形成されています。

人との関わりや日常の様々な出来事を通して、人は自分の心の糸を大切に紡いでいるのです。

しかし「ペテンな時代」を生きているため、多くの人の心の糸は弱く細くなって、心に穴が開いてしまっている状態。

そんな人たちに主人公は「私だってそうよ」と歌っています。

それだけではただ悲しいだけの歌になってしまいそうですが、最後に「friend」と呼びかけられることで「一人じゃないよ」と優しく包み込んでくれているイメージが伝わってきます。



大切な人に会いたいのに会えない時、静寂がいつもより耐えがたく感じるのではないでしょうか。

コロナ禍になって日常が大きく変化してから、もう以前の日常には永遠に戻れないのではないかと誰もが不安に思ったはずです。

その気持ちに寄り添いながらも、主人公は「その孤独に互いの愛を知るの」と前向きな気持ちを崩しません。

会えない間に愛する人への想いを再確認した人や、離れているからこそ愛する人の正直な気持ちが聞けて愛が深まったというカップルもたくさんいるでしょう。

「だから」の後には、1番のサビの「笑って笑って 愛しい人」のフレーズが続きます。

孤独は、見方を変えれば愛を育む時間。

人との繋がりが薄くなっている現代で愛を育んだ二人だからこそ、これから何があっても二人で笑って生きていけるという確信が込められているように思えます。

「アルデバラン」は頑張る人全てに送るエール


AIの『アルデバラン』は、昭和・平成・令和の時代を描く『カムカムエヴリバディ』にぴったりのどんな時代にも当てはまる楽曲です。

どの時代を生きてきた人もどんな境遇にいる人も、人との繋がりを大切にしながらポジティブに生きていけるようにと、背中を押してくれる優しいエールを感じたのではないでしょうか。

この曲を聴いてあふれる涙は、きっとアルデバランの輝きを一層美しく見せてくれますよ。

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