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聖地での衝撃のサヨナラ負けから4ヶ月。広島新庄の新チームの現在地とは

高校野球ドットコム

 今夏、第103回全国高校野球選手権大会に出場した広島新庄(広島)。初戦では横浜(神奈川)に逆転サヨナラ本塁打を浴び、悔しさを残して甲子園を去った。

 そして衝撃的な敗戦と同時に新チームがスタート。準備も十分にできない中で迎えた秋季大会は、地区予選こそ勝ち抜いたものの、広島県大会本戦では初戦で広島商に1対11のコールド負け。チームの現在地を思い知らされた。

 選手たちは敗戦から何を学び、どんな思いで秋を過ごしているのか。選手たちの思いに迫っていった。

経験の差がモロに出た秋季大会

岡田悠雅(広島新庄)

 1年生が31名、2年生が24名の計55名で活動を行っている広島新庄。

 10月11日のプロ野球ドラフト会議では、甲子園でも好投した花田 侑樹投手が巨人に7位指名を受けるなど、前チームは3年生を中心に経験値の高い選手たちが揃い、春夏連続で甲子園出場を果たした。

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 しかしその一方で、ベンチ入り選手のほとんどは3年生の選手で、1、2年生の選手たちの多くはベンチ外。秋は経験値の差がモロに出る結果となった。
 秋季広島県大会1回戦の広島商戦。初回に広島新庄は1点を先制するが、2回に大量7得点を奪われて逆転を許す。3回以降も毎回得点を奪われ、試合は1対11の5回コールド負け。大敗を喫して3季連続の甲子園出場は絶望となった。

 チームを率いる宇多村聡監督は、「選手一人ひとりの潜在能力は、前チームにも決して引けをとらないと思います」と選手たちの地力を認めつつも、実戦力の面で大きな差があると分析する。大会では、状況判断力や落ち着き、勝負どころを見極める感性など、実戦で必要な能力が課題として浮き彫りとなった。

 そのため秋季大会を終えた後も、シート打撃など実戦重視のメニューを多く行った。

 「試合慣れしていないところもあり、ピンチになるとバタバタしてしまい、そこに広島商さんのそつの無い攻撃でやられてしまったという展開でした。まずはピッチャーを中心にしっかりと守っていくところを目指して、その中でしっかりと点を取っていくことを目指したいと思います。早く負けたことで、逆に長い期間練習が出来ると思って、基本に立ち返ってやっています」(宇多村監督)

鍵を握る2枚のサウスポー

中村太人(広島新庄)、奥野谷栄須(広島新庄)

 前チームは花田 侑樹投手、秋山 恭平投手と、経験豊富な左右の二枚看板が軸となったが、今年は二枚のサウスポーが軸となる。
 秋季大会で背番号1を背負った中村 太人投手は、大阪・天王寺シニアの出身で、左投手が多くプロの舞台に進んでいる点に惹かれて広島新庄への進学を決めた。130キロ中盤のストレートに、スライダーやチェンジアップといった変化球を操り、投球術で打者を打ち取る技巧派タイプだ。

 また背番号10の奥野谷 栄須投手は、178センチ・78キロのがっちりとした体格から力のある直球を投げ込む。愛媛・新居浜ヤングスターズの出身で、高校まで野球を続けた父に「チームのエースになるように」と思いを託され、栄須(えいす)と名付けられた。

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