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新規がん患者、初の減少=コロナ下、20年5.9%減―検診減影響か・国立センター

時事通信ニュース



国立がん研究センターは26日、2020年の新規がん患者が集計開始の07年以降、初めて減少したと発表した。19年比5.9%減で、新型コロナウイルス流行に伴う最初の緊急事態宣言発令中の5月に特に大きく減少した。同センターは、がん検診の実施減が影響したとみて、定期的な受診を呼び掛けている。
同センターは毎年、全国のがん診療連携拠点病院などを対象に、新たにがんと診断または治療された患者の登録者数を集計。20年は863施設の約104万人で、これは新規がん患者の約7割をカバーするとみられる。
19年(849施設、約110万人)と比べると、新規患者は594施設で減り、減少幅は平均4.6%だった。集計対象施設数が毎年異なり単純比較できないため、がん登録推進法に基づく調査が始まった16年以降の集計に参加し続ける735施設で、増減をさらに比較した。
その結果、20年は96万7088人で、19年の102万7749人から5.9%減少。過去4年(16~19年)の平均と比べても1.4%減ったことが分かった。
登録者数を月ごとにみると、20年5月は過去4年平均と比べ22.0%減少。その後は増加傾向をたどったが、新型コロナ感染者数が増加した8月には同10.3%減った。
検診によるがん発見数は、20年は過去4年平均と比べて12.1%減り、特に5月は40.3%減だった。部位別では通年で胃(24.3%減)や大腸(13.4%減)の減少が目立った。
集計の結果、早期がんの発見数が大きく減ったことも分かった。特に5月の落ち込みが大きく、大腸がんでは18、19年の平均より3割超減った。集計をまとめた同センターがん対策研究所の奥山絢子室長は「適切なタイミングでがん検診を受け、症状があったら医療機関で受診してほしい」と話している。

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