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Junify創業者・安武弘晃「英語がしゃべれないとクビになる」45歳でシリコンバレーに移住、起業したきっかけとは?

TOKYO FM+

笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DIGITAL VORN Future Pix」。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。11月20日(土)の放送は、Junify創業者の安武弘晃(やすたけ・ひろあき)さんをゲストに迎え、お届けしました。


笹川友里、安武弘晃さん


◆スマホを活用した新たなセキュリティを構築

安武さんは、1998年に株式会社エム・ディー・エム(現:楽天株式会社)へ入社し、エンジニアとしてさまざまなWebサービスを開設。取締役常務執行役員として活躍した後、2016年に退任。アメリカ・シリコンバレーに移住し、労務管理の最適なソリューションを提供するJunifyを起業。日本企業の先端技術やイノベーションを組織・経営に活かすアドバイザリーもつとめています。

Junify は、スマートフォンのアプリを“鍵”として利用することで、個人を特定し、社内で利用するアプリケーションを集約。管理を容易にしつつも、より高いセキュリティを実現した法人向けのプラットフォームです。

近年、SaaS(Software as a Serviceの略称。クラウドで提供されるソフトウェアのこと)の利用が「爆発的に増えている」と安武さん。ある統計では、1,000名以上の規模の企業では、平均260以上の SaaS が利用されており「セキュリティ面での懸念が大きいため、(会社の情報システムを)どのように管理するのか。24時間365日いろいろな人がアクセスするので、そうした問題に対して提案している」と言います。

◆45歳でシリコンバレーへ

現在、シリコンバレーで活躍している安武さんですが、生まれも育ちも九州で「まさか自分が海外に住むとは思ってもいなくて……東京に行くことですらハードルが高いと思っていた人間でした」と振り返ります。45歳にしてアメリカへの移住を決意するきっかけとなったのは、2010年に働いていた楽天の社内公用語が英語になったことでした。

それまではまったく英語がしゃべれず、海外に興味もなかったものの、「“英語がしゃべれないとクビになる”という状況でしたので、一生懸命に英語でコミュニケーションをとるようになった」と当時を回顧。

英語公用語化の方針を打ち出して以降、「いろいろな国の人が入社し、同じチームで働くようになった。私が在籍していた2014年に新卒社員を100人採用したんですけど、そのうち85人は日本人ではなかった。残りの15人の日本人も、半分以上が海外で勉強してきた人だった」と安武さん。

そうした社内環境の変化に伴い、さまざまな国の人たちとの交流を通じて「自分の知らない世界が広がった。そして自分自身も“アメリカに住んで外国人としての体験をしてみたい”という興味が湧いた」と話し、家族を説得してシリコンバレーへの移住を実現しました。

45歳で海外起業したことについては、「一般論で言うと、歳を取るほど実行に移すのが難しいが、統計的には歳を取ってから起業した会社のほうが成功の確率が高い。そういった起業はシリコンバレーではおかしなことではないですし、同じような人もいっぱいいる」と言います。そして、これまでに培ったネットワークや知識を駆使し、若い人たちとは違ったアプローチで事業に邁進します。シリコンバレーという地は、「大変なこともいっぱいあるが、違った刺激が好きな人にとっては楽しい環境だと思う」と話します。

◆お客さまの課題を一つひとつ丁寧に解決

現在は、Junifyを軸に「お客さま一人ひとりとしっかりお話をして、お客さまが抱えている課題を深く理解し、一つひとつ丁寧に解決していくことに集中している。それを繰り返すことによって良いプロダクトが磨かれ、また“そこから先を大きく広げる”というステージに入ったときには、まったく違う難しさがあり、壁は高いと思っている」と、数年後を見据えます。

そして、そのための地盤を強固にするべく「今のステージとしては、それが一番いいやり方だと思っている」と胸を張ります。「当然、人によってはいろいろなやり方があって、大きな資金を受けて最初からアクセルを踏んで飛ばす人もいると思いますけど、私は45歳での起業ということで、このやり方が正しいのかどうかわかりませんが、“着実に堅実に”という道を選んでやっている」と語ります。

そんな安武さんに、“自身が見据えている未来の風景”を尋ねると、「インターネットとテクノロジーの進化が、新しい会社と人との関係を作っていくと信じていました。私はコロナ禍になる前から、どこにいても働けるような世界が好きでしたし、コロナでそういう世界がかなり加速したと思う。

それゆえに、これから先はどこからでもいいので、個人がどこかのチームに所属して働くような、昔の固定化された世界からもっとフレキシブルな世界に変わってくるのでは」と予見します。

そして、「その世界は、一方通行で加速するばかりだと思っていますし、そういう世界に自分も身を置いていきたい。働く人が、会社に縛られ、ストレスをためて愚痴を言うよりも、“自分のやりたい場所で楽しい時間を過ごす”という世界がもっと広がってくると思う」と声を大にします。

コロナ禍でリモートワークが加速するなど、働き方だけでなく生活様式もさまざまな変化が生じるなか、「今までの概念から、“新しいやり方がある”とマインドセットを替えるタイミングだったと思うし、自分にとっては追い風になった。個人にとってフレキシビリティ、自由といった選択肢が増えたという意味では、とても良い転換点だったというふうに捉えている」と現在の心境を語ってくれました。

次回11月27日(土)の放送は、デザインチーム「Zypsy」の共同創業者でCEOの玉井和佐(たまい・かずさ)さんをゲストに迎え、お届けします。シリコンバレーで活躍している玉井さんのビジネスについてや仕事の流儀など、貴重な話が聴けるかも!? どうぞお楽しみに!

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聴取期限 2021年11月28日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00~20:30
パーソナリティ:笹川友里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/podcasts/futurepix/

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