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大阪桐蔭vs九州国際大付

高校野球ドットコム

この試合のプレー写真は、記事の最終ページの下部に表示されています

6回に一気に打線爆発の大阪桐蔭が力強さ見せつけ7回コールド勝ち

ホームラン打った大阪桐蔭1番・伊藤 櫂人

 2000年以降、つまり21世紀になってからの高校野球界では圧倒的な存在となっている大阪桐蔭(近畿・大阪)。今秋の近畿大会も4試合で33得点2失点。2試合がコールドゲームで、決勝も和歌山東に10対1という圧倒的強さを示してきた。その実績を引っ提げて、今大会も優勝候補筆頭の呼び声が高い。そして、多くの高校野球ファンや関係者も、大阪桐蔭がどんな野球を見せてくれるのかということに対しての注目度も高く、スタンドもコロナ対策を取っている中だが、多くの観客で埋まっていた。

 その大阪桐蔭に挑む形となったのが2回戦では日大三島(東海・静岡)を接戦の末に下した九州国際大付(九州・福岡)である。九州国際大付には、注目の強打者佐倉 侠史朗内野手(1年)もおり、その打撃が大阪桐蔭投手陣に対してどれだけ力を示していくのかというところも注目すべきところでもあった。

 その佐倉が2回、大阪桐蔭の先発左腕前田を捉えて、右翼スタンドへ弾丸ライナーの一発を放って先制。その存在感を示した。ツボへ来たら、あっという間にスタンドへ持って行かれる力があるのだということを全国に知らしめるに十分の一打だったと言っていいであろう。その裏、失策絡みで同点に追いつかれた九州国際大付は、3回にもこの回先頭の1番黒田が、右翼スタンドへソロホーマーを放ち再びリード。ここまでの展開は、九州国際大付に傾いていた。

 先発は背番号2の野田だったが、小気味のいい投球で、走者を出しても併殺で切り抜けるなどして、いい投球をしていた。

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 しかし、よく「守りから、攻撃のリズムを作っていこう」ということを言うが、いささか不利な流れをここから前田投手は4~6回を三者凡退で抑えていく。そして、6回裏の大阪桐蔭の攻撃は、その流れをそのまま持ってきたような勢いだった。

 この回、2番からの好打順で連打が出たものの、併殺で二死三塁となる。しかし、そこから5番丸山の四球で一、三塁となって、続く河田が一、二塁間を破る同点タイムリー。なおも7番星子が右中間へ2点二塁打。さらに鈴木塁も三塁線を破る二塁打でもう1点追加すると、9番前田の打球も、中堅手横に落ちてそのままフェンスまで転がっていく三塁打。そして、1番伊藤 櫂人がとどめと言ってもいい、左翼への2ランでこの回7点。

 こうなったら、やはり大阪桐蔭の流れだった。

 7回にも3番松尾の二塁打から暴投や四球などもあって一死一、三塁となったところで、6番河田が放った打球は右犠飛となり、三塁走者がかえって、7点差がついてコールドゲームが成立した。

 この日の戦いぶりなどを見ていると、やはり来春のセンバツでも大阪桐蔭が優勝候補の筆頭となっていくのかなと思わせるモノだった。先発した左腕前田投手は1年生だが、修正能力は高いようだ。最初の打席で強烈な本塁打を打たれた佐倉に対しても、次の2打席では鋭いタテの変化で三振を奪っていた。打たれた相手に対しも、次はそうはさせないという大人の投球で、このあたりもポテンシャルの高さを窺わせてくれた。

(記事=手束 仁)



雄叫び上げる大阪桐蔭 前田 悠伍

ダイヤモンドを回る九州国際大付4番・佐倉 侠史朗

タイムリーを打つ大阪桐蔭6番・河田 流空
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