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集中連載-『愛のまなざしを』 | 万田珠実さん制作日誌 「撮影現場“で”、お邪魔しました。」 第10回

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代わりと言ってはなんですが、ここで衣装・持ち道具の話をさせて下さい。貴志は、私のたっての願いで、白シャツに黒ズボン、黒縁メガネをトレードマークとさせていただきました。普通、医者といえば白衣を着ているものですが、精神科医ということもあってそれにはこだわらず、仲村さんが一番カッコよく見えることを優先しました。特に黒縁のメガネは、普段お会いした時にとても素敵だったので、無理を言って仲村さんのご自前を使わせていただくことになりました。映画をご覧になる時、ちょっと注意してみて下さい。医者としての貴志は必ず白シャツに黒ズボンを着ており、さらに相手を患者として見ている時は、必ずメガネをかけていますから。

さて、クランク・アップとなったこの日、残念ながら貴志は白シャツ、黒ズボンではありませんでしたが、そのことが何を意味するのかは、最後まで見て下さった方にはわかると思います。かたや綾子は、派手な服装や化粧から、だんだんと地味な服、素顔に近いメイクに変化していきます。これもまた、綾子の変化の現れとして見ていただけたらと思います。

衣装もきまっている貴志と綾子

2年前の9月に12日間で撮り上げた映像は、最初の編集バージョンが130分となり、その後30分もカットされた後、思いも寄らぬコロナ禍という状況を経て、2021年の11月、ようやく一般公開されることとなりました。ここに来るまでが長かったのは確かですが、公開された後も、作品を多くの方に見ていただくための活動は、まだまだ続きます。どうか、一人でも多くの方の目に留まりますようにとの思いを込めて、この日誌を書きました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

『愛のまなざしを』予告 

【STORY】
亡くなった妻に囚われ、夜ごと精神安定剤を服用する精神科医・貴志のもとに現れたのは、モラハラの恋人に連れられ患者としてやってきた綾子。恋人との関係に疲弊し、肉親の愛に飢えていた彼女は、貴志の寄り添った診察に救われたことで、彼に愛を求める。いっぽう妻の死に罪悪感をいだき、心を閉ざしてきた貴志は、綾子の救済者となることで、自らも救われ、その愛に溺れていく…。しかし、二人のはぐくむ愛は執着と嫉妬にまみれ始めるのだった――。

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出演:
仲村トオル 杉野希妃 斎藤工 中村ゆり 藤原大祐
万田祐介 松林うらら
ベンガル 森口瑤子 片桐はいり

監督:万田邦敏
脚本:万田珠実 万田邦敏

公式HP:aimana-movie.com
Facebook:aimana.movie
Twitter:aimana_movie
instagram:aimana_movie

渋谷ユーロスペース、池袋シネマ・ロサ、キネカ大森、 イオンシネマほかにて全国順次公開中!

映画『愛のまなざしを』公式サイト

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