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伝世の茶道具 ー珠玉の住友コレクションー 開催期間 :2021年12月12日まで 開催場所 :泉屋博古館(京都・鹿ヶ谷)

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色づく秋の京都で、慈しみ伝えられてきた住友家の宝物と出会う。

京都市左京区の東南、如意ケ嶽ふもとの静かな地域「鹿ケ谷」にある泉屋博古館は秋一色に包まれています。いま、この泉屋博古館では秋季企画展「伝世の茶道具-珠玉の住友コレクション」が開催されています。数々の研ぎ澄まされた茶道具のひとつひとつから、大切に受け継がれてきた時間をも感じるようでした。今回拝見できる貴重なお道具を抜粋してご紹介していきましょう。

■住友コレクションの茶道具を収集した人物たち

住友コレクションの茶道具を収集した人物には、裏千家八代 又玄斎一燈好みの道具を集めた五代住友家当主友昌(1705-1758)、小堀遠州遺愛の茶碗「小井戸茶碗 銘 六地蔵」を収集した十二代友親(1843-1890)、後陽成天皇命銘の茶入「唐物文琳茶入 銘 若草」や後水尾天皇ゆかりの「青磁福寿文香炉」などを収集した十五代友純(号 春翠:1864-1926)が挙げられます。

重要文化財 上畳本三十六歌仙絵切「藤原兼輔」 鎌倉時代・13世紀 泉屋博古館蔵

重要文化財、またその等級の茶道具が惜しみなく会場内に展示されています。歌仙絵の「藤原兼輔」は平安中期の歌人で紫式部の曽祖父。ここでは子を思う親心のせつなさをしみじみ詠んだ和歌が添えられています。

紅葉呉器茶碗  朝鮮時代・16世紀 泉屋博古館東京蔵

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茶会で席主は招くお客人をイメージし、道具、抹茶、菓子などの銘や茶会の趣旨を思い描き組み立てて、もてなします。歴代の人々をもてなした数々の道具から、過ぎてきた濃厚な時間が窺えます。

唐物文琳茶入 銘 若草  南宋~元時代・13~14世紀 泉屋博古館東京蔵

この唐物文琳茶入、銘は「若草」。江戸時代、寛永文化の立役者である後水尾天皇の父、後陽成天皇ゆかりの唐物茶入れ。肩から胴へと緩やかに膨らみ「林檎」の異名である「文琳」の名にふさわしい

青磁福寿文香炉  元時代・14世紀 泉屋博古館東京蔵

茶道具には人と人とを繋ぐ様々な物語が込められています。泉屋博古館に継承され た茶道具は歴代の茶人による箱書や好みの裂による仕覆など、大切に受け継がれた思いを垣間見ることができます。

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