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丸見え状態で使用することに。アメリカの高校がトイレのドアを撤去。薬物使用や暴行事件を防ぐため

カラパイア


 アメリカ・テキサス州オースティンにある高校で、校内トイレのドアが撤去されたことが発表された。これにより生徒らは丸見えの状態でトイレを使用することとなる。

 生徒によるトイレ内での薬物使用、喧嘩や暴行などが目立ったことから、慎重に検討した結果、トイレのドアを取り除くことで犯罪行為を減らし、校内を安全に保つことを目的として実施されたという。『CBS Austin』などが伝えている。



Students react to removal of hallway bathroom doors at Travis Early College H.S.

思い切ってトイレのドアを撤去した高校

 テキサス州オースティン南部にあるドラヴィス・アーリー・カレッジ・ハイスクールのクリスティーナ・スティール・ハンジン校長は、このほど約1240人の生徒数を抱える学校内の複数のトイレのドアを撤去したことを明らかにした。

 この決定事項は、全生徒の保護者へ校長によって伝達されたが、措置から1週間後に知らされた保護者らは、その事実に少なからずショックを受けたようだ。

 しかし、学校側によると今年の生徒による薬物犯罪の90%がトイレ内で行われていたこと、また喧嘩や暴行といった違反行為が絶えなかったことから、今回の容易ではない判断に踏み切った。

 校長の保護者への連絡は、概ね下記の通りだ。
プライバシーの喪失によって不快感が生じることは十分理解しております。

今回の選択を余儀なくされることにおいては、代表として保護者の皆様に心より謝罪申し上げます。

しかし、今のままでは学校内のトイレは安全ではないと判断いたしました。トイレのドアの撤去は、安全性の問題に対処するために他の方法を実施した上での最後の措置となります。

これは、キャンパス内を安全な学習環境に保つため当校が計画または実装している多くの戦略の1つです。
 同校長は、今後はコミュニケーションの欠如がないように、懸念事項を明確にし、計画を共有できることを願うと締めくくった。

ドアの撤去で犯罪行為がなくなったことを報告

 学校側の極端な措置には懸念を示す親も少なくない。しかし、この処置により事実、トイレ内での犯罪的行為がなくなったことを学校側は主張している。

 また、外の廊下から個室を覗くことができないよう、個室は廊下から見えない角度に配置されているという。

 以前、同校はトイレのドアに特殊な鍵をかける方法も考えたという。しかし、開錠に時間がかかるため、授業の時間に影響も出る。

 また、全てのトイレを監視することが困難であることも判明し、薬物犯罪を防ぐための安全対策措置としては、成功には至らなかったようだ。

 しかし、依然として生徒らのプライバシーが喪失された問題は大きい。措置においては、事前に生徒たちには通達されなかったようで、一部生徒からは不満の声があがっている。

pixabay

 もともとアメリカのトイレは犯罪防止のため、ドアの下の部分が大きく開いているが、それだけでは不十分だったようだ。

 それでも、公共の場でフルオープンで個室で用を足すのはやはり抵抗はあるだろう。

 うちはトイレの時に2匹の猫が中に入れろとドアをカリカリするので、面倒くさいからフルオープンの状態にしているが、それが習慣になっちゃって、公衆トイレでドアを閉め忘れたことがあったが、あの気まずさを考えると、生徒たちの気持ちもわからなくもない。

 でも犯罪が多発しているようであれば、羞恥心よりも安全優先という学校側の配慮もわからなくもない。

written by Scarlet / edited by parumo

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