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阪神、今オフの契約更改は大荒れが決定的? 主力流出危機と同時に迫るもう1つの難題とは

リアルライブ

 「本当に払えるのか?」――。

 矢野阪神は甲子園球場で秋季練習中。三塁手・大山悠輔の外野コンバートなど、V逸の敗因となった大量失策数を減らすため、守備に重点を置いた練習が続けられていた。

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 しかし、そんな強化トレーニングを見せられても、メディアは「お金の話」から離れられなかった。特に在阪メディアがそうなのだが、阪神は今オフ、2つの難題に直面する。1つ目は選手の契約更改。優勝は逃したが、選手個人では成績を上げた選手も多い。そのため、契約更改でモメるのではないか、と…。

 「個人成績を上げた選手が多いので、彼らは昇給を期待していると思います。球団は『優勝できなかった』こと盾に、たとえ昇給であっても提示額は微増でしょう。選手が納得するか、どうか」(在阪記者)

 一例を挙げるとすれば、藤浪晋太郎だろう。昨季は1勝6敗。今季は3勝3敗で、「勝率」では昨季の1割4分3厘から5割に挙げている。また、開幕投手も務めた。今の成績に満足はしていないはずだが、「現状維持」「微増」では納得できないだろう。

 「一連の新型コロナ騒動で、観客を満員にすることができませんでした。どの球団もそうですが、経営は厳しいと思います。厳しい査定となるのは必至です」(前出・同)

 2つ目の難題だが、こちらは選手ではなく、球団が泣かされることになりそうだ。外国人選手とフリーエージェント権取得選手の慰留交渉である。

 「ロベルト・スアレスと梅野隆太郎、どちらも残ってもらわなければ困る選手です。となれば、大幅な昇給を認めるしかありません」

 両選手の残留交渉の長期化を予想する声も多く聞かれた。

 クローザーのスアレスは、今季62試合に登板している。42セーブという成績からも分かる通り、勝利への貢献度が高く、矢野燿大監督からの信頼度も絶大だった。

 「昨年オフ、スアレスとは2年契約を結んだと伝えられましたが、2年目にそれを行使するかどうかの選択権はスアレス側にあるんです。スアレス自身がメジャーリーグに挑戦したいと言えばそれまで」

 関西地区で活躍するプロ野球解説者がそう言う。推定年俸は2億5750万円。残留には現年俸にプラスアルファを約束するか、昇給を約束した新たな複数年契約を結び直すしかないだろう。

 また、推定年俸1億1000万円の梅野だが、シーズン終盤に近づくにつれ、「残留説」もトーンダウンしてきた。

 「終盤戦、坂本誠志郎がスタメンマスクを任せられるようになって」(前出・在阪記者)

 梅野本人は権利行使するのか否かをまだ明確にはしていない。しかし、正捕手の流出先が同一リーグとなれば、バッテリーサインを含めたチームの機密事項まで失ってしまう。「残留交渉は倍増の2億円強からスタート。3年から5年の複数年契約も必要」と予想されている。

 スアレス、梅野。どちらも必要な戦力だ。2人が大幅昇給となった場合、他の阪神選手の契約更改はどうなるのか? 保留者続出なんてことにならなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)

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