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『ボストン市庁舎』大ヒット記念-ドキュメンタリー界の“生ける伝説”、F・ワイズマン監督の<スペシャルインタビュー>公開!

cinefil

フレデリック・ワイズマン監督最新作『ボストン市庁舎』が明日 11 月 12 日より公開となりま す。このたび、ワイズマン監督のスペシャルインタビューを公開されました。

ドキュメンタリー界のレジェンド ワイズマン監督<スペシャルインタビュー>を公開!

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』で知られるドキュメンタリー界の生ける伝説、フレデリック・ ワイズマン監督が、米マサチューセッツ州ボストンの市役所を撮影した最新作『ボストン市庁舎』が Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国順次公開中だ。
数百種類ものサービスを提供する市役所の仕事の舞台裏。そして、マーティン・ウォルシュ市⻑をはじめ、真摯に問題に対峙し奮闘する職員たちの姿。それらを通し、「人々が共に幸せに暮らしていくために、なぜ行政が必要なのか」(ワイズマン監督)を紐解いていく。コロナ禍で自分の住む自治体への関心がますます高まる今、映画ファンのみならず日本の行政関係者の間でも話題を呼び、多くの人々が劇場に足を運んでいる。また 11 月 2 日に次期市⻑に台湾系女性ミシェル・ウー氏が当選し、ボストンが注目を集めていることも追い風になっている。

このたび、フレデリック・ワイズマン監督が特別に取材に応じてくれた。現在 91 歳、近年も年1本のペー スで新作を生み出し続けているワイズマン監督が、新作『ボストン市庁舎』の誕生秘話と、“映画を撮ること”への思いを語っている。 (近年はボストンの隣町ケンブリッジにあるオフィスと、フランス・パリを拠点にしているワイズマン監督。コロナ禍の影響で今もアメリカへ戻れていないそうで、取材はパリと日本を zoom で繋ぐ形で行われた。)

◆フレデリック・ワイズマン監督 <スペシャルインタビュー>

Photo by Adrien Toubiana

あらゆる公共施設の中核である「市役所」を撮りたかった

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Q:今回、「市役所」を題材に映画を撮ろうと思ったのはなぜでしょうか。

フレデリック・ワイズマン(以下、FW):これまで私は、病院、裁判所、福祉センター、警察署など、様々な公共機関を題材にして映画を撮ってきました。それらを統括し、中核に位置する公共施設が市役所ですから、撮ってみたいと思っていたのです。 また、市役所というのは、出生証明や死亡証明、レストラン出店の許可証や運転免許の交付などといった、市⺠の日常生活の至るところに影響を及ぼしている。そんな部分も魅力的に感じました。

Q:やはり、市役所の中でも、故郷ボストンの市役所を撮りたかったのでしょうか。

FW:いいえ。これは偶然なのです。ある時、「6人の名市⻑について」の新聞記事を読んで、その全ての市役所に撮影許可を申し出る手紙を送りました。そのうち2つからは「ノー」と返事が来て、3つからは返事すらもらえず、許可をくれたのがボストン市役所、マーティン・ウォルシュ市⻑だけだったのです。手紙を開封した市⻑のアシスタントが、私の作品を観ていたそうで、この映画の企画を気に入って市⻑に助言してくれたそうです。本当に幸運でしたね。

リサーチをしないのは、現場で多くの驚きに遭遇したいから

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