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現代アートの裏話を暴露!?現代美術作家の加賀美健、アーティストの平山昌尚、実業家・アーティストの遠山正道が登壇トークイベントを開催!-『皮膚を売った男』

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映画のもとになった背中にアートを彫った作品「Tim」を作ったのがヴィム・デルボア。ヴィムについて聞いてみると、加賀美「シニカルな人でしょうね。インタビューでアートは普遍的であるべきと言っていた。作品が時代にコミットしすぎると後世に残っていかないのでそういった作品は作らないと。時代を見て、コンセプトを考えることも大切だと思いますが考え方が今の教育方針と逆ですよね」とその面白さを語る。
本作の主人公サムが求めた”自由”というキーワードについて、平山は「サムは確かに自由を手に入れたけど、その自由と同等の制限をされていると思います。」続けて加賀美は「なんかサムは芸能人になっちゃったみたいですよね。お金を手に入れたけど、『あなたはアート作品だから』と言われて子供とも写真撮っちゃダメって言われてたし。自由になったのかな?僕は逆に不自由になっちゃったんだと思いました」と冷静な分析を話す。

平山昌尚(アーティスト)

本作のように、自身の作品をアイデアとして映画を作ると言われたら?という質問に対して、遠山は「現実では絶対に出来ない、映画でしか出来ないところが面白いですよね」と話した。平山は「一作品何十億円もする絵画をいとも簡単に殴って壊しちゃったり出来るのも映画でしかできないですよね(笑)」それにすかさず加賀美は「それが面白いですよね。ひやひやする感じが。面白いから僕は全然作品壊されてもいいと思いますもん」と話した。

印象に残ったシーン・共感したシーンの話題になると、加賀美は「全体的にシニカルな映画でいいですよね。アー トを全く知らない人が見たらどういうことを思うのか気になりました」と語った。遠山は「アートの道を目指している人はどう思うんだろうね。結構この作品はアート業界の嫌な部分を描いているから、アート業界を嫌だなと思うのか、逆に一獲千金を狙いに行くのかな」と話すと、すかさず平山は「アート業界を目指している若い子の親御さんとか、『あなた背中売ってきなさい!』とかなるかもしれませんね」と会場の笑いを誘った。締めの挨拶では、平山「忘れないように箇条書きにメモしてきて良かったです。楽しかったです」加賀美「結構前に作品をみたので忘れてしまった部分も多いので、もう一回みようと思いました。」さらに続けて「アート界のタブーに切り込んでいっているような暴露映画みてみたいですね」遠山「映画の映像もきれいです。アート好きもそうではない方も楽しめる作品です。最後びっくりしますよ」とそれぞれ思い思いの感想を語りイベントは終了した。

『皮膚を売った男』予告

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<STORY>
主人公サムは、当局の監視下にあり国外へ出られなくなってしまう。海外で離れ離れになってしまった恋人に会うた めなんとかして出国したいと考えていた彼は偶然出会った芸術家からある提案を受ける。それは、背中にタトゥーをし、彼自身 が”アート作品”となることだった…。芸術品となれば大金を得ることができ、展覧会の度に海外にも行ける。恋人に会うためオフ ァーを受けたサムだったが、次第に精神的に追い詰められてゆく。高額で取引されるサムを待ち受ける運命とは…。

監督:カウテール・ベン・ハニア(「Beauty and the Dogs(Aala Kaf Ifrit)」(17)第91回アカデミー賞国際長編映画賞チュニジア代表)

キャスト:ヤヤ・マヘイニ、ディア・リアン、ケーン・デ・ボーウ、モニカ・ベルッチ、ヴィム・デルボア

2020年/104分/チュニジア・フランス・ベルギー・スウェーデン・ドイツ・カタール・サウジアラビア/アラビア語、英語、フランス語
The Man Who Sold His Skin(英題)
L’Homme Qui Avait Vendu Sa Peau(仏題)

2021年11月12日(金)Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか全国公開

映画『皮膚を売った男』オフィシャルサイト

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