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自分らしく生き抜こうとするJKたちの奮闘劇 映画『プリテンダーズ』主演・小野花梨&見上愛インタビュー 「あなただけが辛いわけじゃないよと伝えたい」

ガジェット通信

小野:この作品は観る人によって、まったく感想が違う作品だと思うんです。風子に共感する人は花梨のことをとてもうざく感じたりするかも知れないですし、花梨に共感する人もいると思うんです。でも、それでいいというか、それが当たり前だし、こう思ってほしいと願うことは、あまりあまりないです。ただ、わたしは花梨寄りの人間としてひとつ思うことは、自分だけかが苦しいと思うことはとてもきついから、そう思っている人がいれば、あなただけじゃないよと、あなただけが辛いわけじゃないよと伝えたいです。それでその人がちょっと楽になればいいなと思います。

見上:どう受け止められるかわからない感じがするのですが、でも花梨ちゃんが花梨寄りに対して(笑)、わたしは花梨寄りの人間じゃないから100を理解することはできないけれど、そういう人に寄り添う社会であるべきだし、自分だけよければいいではないと思うんです。そういう人を見て見ぬふりはよくないと思ったんです。花梨を観て無理って拒絶する人がいるかもしれないのですが、そうではなく、こういう人は実はいるかも知れない。そういう社会かも知れないと気づいてくれたらと思います。

■抱く将来像「優しい人」「温かい人」になりたい

●おふたりは今回が初共演だったそうですね。共演の感想はいかがですか?

小野:愛ちゃんはいい意味であまりいないタイプです。本当に出会ったことがないタイプで、変わっています(笑)。とても芯が強いのでブレないし、そのせいで人にも優しい。わたしが嫌になっていても、愛ちゃんはケロッと「やりまーす」とこなしてしまう。そのタフさは俳優として強い武器だろうなと思いました。

見上:その「やりまーす」は無知なだけなんですよ(笑)。わたしは余計なことを感じ取れない、取らないんです。気質としてプラスのことしか受け取らないと思うのですが、反対にこのお仕事をしていく上では、とても苦労すると思うんですよね。

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●苦労するとは、どういうことですか?

見上:やっぱり辛いことを描くほうが物語になったりするし、本当は見せたくないし、見られたくないところを演じないといけないことが多いんですよね。そのセンサーが鈍感だと、普段生きていて厳しいなと思うことはありますよね。

普通に生きる分には生きやすいと自分でも思うのですが、この仕事をしていく上では必ずしもプラスになるかどうかという意味では、また別だと思うんです。そういう意味では花梨ちゃんは、天職に見えます。花梨ちゃんのお芝居を観て救われる人が、たくさんいると思う。すごく素敵で弱さを知っているからこその優しさがあり、そういうところがかっこいいなと思います。

小野:でも、嫌になりすぎたら辞めるしかないので、元も子ないんですよね(笑)。愛ちゃんのように強くタフにいく、ということも絶対必要だと思うんです。

●将来、どういう人になりたいですか?

見上:優しい人になりたいです。本質的に優しい人。ちゃんと人の痛みがわかって、寄り添うことが出来る人になりたいなって。自分もいつか傷つくことから逃げないようにしたいです。いずれ傷つくことがあるだろうし、そういうことから逃げずにやっていきたいですね。でももちろん、楽しくハッピーでいたいです(笑)。

小野:わたしも温かい人になりたいですね。温かみのある人間になりたいんです。別に何ができなくてもいいと思うんです。何もできなくてもいい、お金も要らない、ただただ、温かい人間になれたらないいなと思っています。これが今の目標です。

■ストーリー

社会からスルーされ続けた「ゴッホ」に自らを重ね、社会に反抗する17歳の花田花梨が主人公。妻を失った父と歳の離れた妹と暮らす花梨は、半ば引きこもりの日々を過ごしていたが、父との言い争いをきっかけに、親友・風子の家へ転がり込む。ある日、電車内で病人に席を譲ったときの得も言われぬ感覚が、花梨にひらめきをもたらす。”現実+フィクション=ファンタジー…からの世界平和!!!??” 。風子の協力を得た花梨は “プリテンダーズ”を結成。武器は“アイデア”と“SNS”のみ。満員電車での諍いを喜劇に変えたり、ゾンビを街に出現させたり……次々と型破りなドッキリを仕掛け、フィクションの力で世界を変えようと突き進むJKふたり。プリテンダーズは協力者を増やし、RTされ、RTされ、ついにバズる!しかし、ふたりを待っていたのは、“社会”からのしっぺ返しだった…!?

公開中

(執筆者: ときたたかし)

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