「『艶姿ナミダ娘』(’83年)、『渚のはいから人魚』『ヤマトナデシコ七変化』(ともに’84年)、『なんてったってアイドル』(’85年)と、王道アイドル路線の曲でヒットを連発しました」
同時期、女優としては大映ドラマ『少女に何が起ったか』(’85年・TBS系)が話題となった。
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大きな変化があらわれたのは、’86年からだという。
「『夜明けのMEW』『木枯しに抱かれて』で、曲調も歌詞もぐっと大人っぽくなりました。続く『水のルージュ』(’87年)は、ポニーテールで本人も出演したカネボウの口紅のCMに起用され、’80年代で強く心に残っています」
歌手、女優としての活動の幅が広がり、ついには月9ドラマ『愛しあってるかい!』(’89年・フジテレビ系)で、学園ラブコメドラマの教師役として人気を博す。
「’90年代に入ってからも『パパとなっちゃん』(’91年・TBS系)で田村正和さんの娘役を好演。女優としてのキャリアを確かなものにしたことが、のちの朝ドラ『あまちゃん』(’13 年・NHK)などでの名演技につながっていきます」
現在は舞台制作やプロデュースなど、独自の活動を続けている。