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吉開菜央監督が、たった4人の少数精鋭・撮影チームで撮りあげた渾身の初⻑編-”摩訶不思議なほんとのはなし”『Shari』は 「間違いなく、元気になる映画です!」初日舞台挨拶レポート

cinefil

数十年に一度の少雪に見舞われた 2020 年冬の北海道・知床・斜里町を舞台に”摩訶不思議なほんとのはなし”、『Shari』が 10 月 23 日(土) 本日初日を迎え、監督の吉開菜央、撮影・石川直樹、助監督・渡辺直樹、音楽・ 松本一哉がユーロスペースにて初日舞台挨拶を行いました。

(C)2020 吉開菜央 photo by Naoki Ishikawa

『Shari』の撮影は監督の吉開菜央、撮影・石川直樹、音楽/録音・松本一哉、助監督・渡辺直樹の 4 名という少数精鋭スタッフで 行った。
そして初日の 23 日(土)、ユーロスペースに 4 名がついに集結! 吉開は初の⻑編映画公開に対し「斜里で撮った小さな映画が東京でこんなふうに届けられるなんて嬉しいです」と劇場公開の喜びを語った。

今回の映画の始まりとなった写真ゼロ番地知床を立ち上げた石川は「毎年、写真ゼロ番地知床には写真家を呼んでたんですけど、写真も映像と境目がわからなくなっているので映像作家の吉開さんに映像を撮ってもらいたいなと思って、お声掛けした次第です。そしたらこんな立派な映像になってとっても嬉しいですし、いろんな人に知床を感じて欲しいなと思います」と語った。
自然の中で一発録音する方法をとるサウンドアーティストである松本は本作の音に関して、「吉開さんの今までの作品を担当されてきた音響の北田さんが最後、映画の音にしているんですけど、僕の音と北田さんの音の差がすごく面白くて、映画を見られる時には注目して聞いてもらいたいですね。」と本作の魅力を語った。
吉開がスーパー助監督と呼ぶ助監督の渡辺はこの映画について”境界だな“と話す。N H K 大河ドラマ『いだてん』や映画『ドライブ・マイ・カー』の助監督も担ってきた渡辺は「いろんな映画やドラマもやってきましたけど、こういう作り方がいい、映画って こういうものだ、フィクションってこういうものだというものからはみ出した作品を作れないかなと思っていた時に、本当に偶然この企画に出会って。間違いなく今までやった映画の中で一番小さなスタッフ、体制のものだったんですけれど。ドキュメンタリ ーでもいいし、劇映画でもいいし、もっと違うアート作品なのかもしれないし、と思いながらずっと知床で生活しながら撮影をしていました」と語った。

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そして吉開は撮影について「もともと 15 分くらいの短編作品にしようと思っていたのですが、抽象的なイメージが連なるリズムの良いものを考えて想定していたものよりも、知床の人たちと話しているとどんどん面白いもの撮っていこうと」しかし渡辺と石川は口を揃えて「最初から 15 分になるとは思わなかったですけどね」と撮影当時の心境を明かし、笑い合った。
撮影中に知床で 偶然に出会った出来事を取り入れる吉開の撮影について石川は、「ここでも撮ろう、あそこでも撮ろうって撮っていくのは楽しい作業で好きなんですけど、完成するまではこうなるとは思わなかったです」と微笑んだ。 そして渡辺は撮影の前に映画の内容を説明するために吉開から最初に見せられたのが脚本でもなく、紙芝居だったことが衝撃的だったことを明かす。しかし吉開も「紙芝居になく、違う予期せぬ出会いや出来事を映画に取り入れたのは初めてでした」と今までにないことをやったと話した。

松本は「知床の森の中でこれ今始まってんの?という感じで、吉開さんは出演する子供に指導していて、石川さんも撮り始めてて。渡辺さんと何回も目を合わせて「え、今?今!?電源入ってないんだけど、これ撮った方がいい?!」みたいな感じで。そうやって現場ができていくっていう。本当に衝撃的でした。」と撮影初日の驚きのエピソードを告白した。 吉開はこの映画を「間違いなく、元気になる映画です!ぜひ劇場に来てみていただけたらなと思っています。」と本作の想いを語った。そして 4 人は挨拶の最後に各々の知床のイメージポージングで写真撮影をし、観客に手をふり、会場を後にした。

『Shari』予告編

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