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太陽系で地球外知的生命の痕跡を見つけるなら、探すべき4つの領域

カラパイア


 宇宙のどこかに高度な地球外文明が存在したとして、どうすればそれを証明できるだろうか?

 彼らの存在を信じる研究者が探しているのは、「テクノシグネチャー」と呼ばれる地球外文明の痕跡だ。

 仮に太陽系内に知的生命が存在するとしよう。ならばどこを探すせば、彼らの痕跡を発見することができるだろうか?

  専門家によれば4つの領域を探すべきだという。それは「地球と月の軌道」「太陽」「木星のラグランジュ点」「太陽系の果て」だそうだ。 

地球外文明の証拠、テクノシグネチャー

 テクノシグニチャーは、「天文学的ツールによって検出可能な高度な文明特有のテクノロジーの証拠」だ。

 例えば、地球外知的生命が築いたダイソン球からの熱や光、化学物質の放出、宇宙から届く電波や都市の光、二酸化炭素などによる大気組成の変化、UFOなどである。

 これらは高度な文明がなければありえないものなので、それを検出できれば地球外文明が存在する証拠になる。

 先日また新たにアヒル型UFOの動画がリークされたが、一部の人たちによると、地球外生命はすでに地球を訪れているという。もしそれが本当ならば、この太陽系にも地球外のテクノシグネチャーが存在するはずだ。

photo by Pixabay

太陽系でテクノシグネチャーの痕跡を探すべき4つの領域

1. 地球と月の軌道



photo by iStock

 NASAのラビ・コッパラプー博士ならば、「地球と月の軌道」を探すそうだ。

 なぜなら、太陽系に探査機を送り込む地球外文明人の立場になって考えれば、すでに生命がいることがわかっている地球に探査機を送ると予測されるからだ。

 ただし、惑星に探査機を正確に送る技術がない場合、「惑星系が向かう大まかな方向」がテクノシグネチャーの最適な探し場所になる。

 惑星系とは、恒星の周りを惑星などが公転している構造で、太陽系もその1つだ。天の川銀河ではこれまで3200個以上の惑星系が発見されてきたが、まだまだ発見されると期待できるそうだ。

2. 太陽



photo by Pixabay

 ペンシルベニア州立大学のジェイソン・ライト教授なら、太陽を探すそうだ。だが、太陽にテクノシグネチャーがあるからではない。太陽を望遠鏡にして遠くの星を調べるためだ。

 太陽から生じる巨大な重力はレンズのように作用するために、理論上望遠鏡として利用することができる。

 これを利用して、太陽に一番近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」にテクノシグネチャーがないか観察するのだ。この星のハビタブルゾーンには、惑星があることも知られている。

 だが、それだけではない。プロキシマ領域もまた巨大なレンズになり、銀河の壮大な通信ネットワークとして利用できる。ライト博士によると、銀河通信ネットワークが可能なのならば、恒星をレンズにして星々を接続するのは理にかなっているそうだ。

 ただし、こうした観測には、対象が非常に遠いという問題がある。

 かつてもっとも遠い太陽系惑星とされた「冥王星」(現在は準惑星に区分)は、地球にもっとも接近したときで42億8000万キロも離れている。プロキシマ・ケンタウリはその冥王星より10倍も遠い。小さな発見でさえ、非常に難しいだろうとのことだ。

3. 木星のラグランジュ点



photo by Pixabay

ブルー・マーブル宇宙科学研究所のジェイコブ・ハック・ミスラ博士は、「木星のラグランジュ点」を探せと言っている。

 ラグランジュ点とは、天体と天体の重力で釣り合うおかげで「宇宙で安定する地点」のことだ。

 仮に地球外文明が私たちの太陽系に探査機を送り込もうとしているとしよう。その場合、木星のラグランジュ点は、彼らが目指すべき目標になると考えられる。ここは安定しており、探査機が位置を維持するエネルギーを節約できるからだ。

 そうした探査機が任務を終えたり、故障してしまうことだってあるだろう。その場合、用済みになった(あるいは動かなくなった)探査機が漂流して、ラグランジュ・ポイントに漂着する可能性だってある。

4. 太陽系の果て



photo by Pixabay

コッパラプー博士はさらに、テクノシグネチャーが通過しないかどうか、太陽系の果てを観察してはどうかと提案している。

 具体的には冥王星やさらに先だ。冥王星は、太陽を1周するのに(地球の)248年もかかる大きな軌道を描いており、「カイパーベルト」最大の天体でもある。

 カイパーベルトは、太陽系が形成されたときの残余物である氷の天体がリング状に密集した領域だ。その先には、太陽風が届く限界、つまり太陽圏の境界がある。そこを越えれば、無限の星間宇宙が広がっている。

References:The Debrief / written by hiroching / edited by parumo

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