この瞬間を目撃した天海さんは「スッた!今スッた!」と駅員に知らせ駅長室に。
そして、駅員総動員で男に詰め寄りスリを追及すると。男は駅員の中にいる天海さん目掛け「おまえか!おら!どこにあるんじゃ!」と恫喝してきたのだそう。
しかし天海さんも男に負けず「見たんだよ…あんたが盗るの見たんだよ!」と向かうと、「なんだとガキ!」と押し問答に。
ただ最後は、駅構内に設置されていたゴミ箱からポーチが見つかり男が黙ってしまったことで事なきを得たのでした。
「ものすごい経験…」警察署での経験にスタジオもビックリ仰天
宝塚歌劇団に所属していた時にスリを取り押さえた天海祐希さん。
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しかし、スリを捕まえたことでその後の女優人生に影響を与える出会いがあったのだとか。
「お昼時になっちゃったんですよね早く行ったのに」とその後警察署で調書を取ることとなった天海さん。
すると当時、宝塚市内に住所を持っていた天海さんに対し、担当の刑事が「宝塚の子か?」と質問し「頑張っとったらええことあるで。頑張りよ」とエールを送られたのだそう。
さらに、警察署での出来事はこれで終わりではなく「ベルサイユのバラ」でアンドレ役を担当すると「警察署刑事課一同」という送り先から「初日おめでとうございます。益々のご活躍を」と祝辞を受け取ることに。
この経験に「刑事さんありがとうございました。みなさんのおかげで無事刑事の役をやらせていただいております」と感謝を述べた天海さん。
「ありがとうございます。あの時の取り調べが生きております」と、警察署での経験が演技に活かされていることを明かしました。
また、天海さんは「おじさんが乗ってきた時間も見ていて、刑事さんに話したら『なんで時間まで覚えてるの?』」、「お嬢ちゃん、刑事にならんか?」と刑事にスカウトされたことも告白。
スリを捕まえるだけではなく、警察にスカウトされるという経験に「すごい…」とスタジオの出演者らも言葉を失っていました。
(文:有馬翔平)