パ・リーグ6球団“2017年ドライチ”の現在地は?
パ・リーグ6球団“2017年ドライチ”の現在地は?
勝負のプロ2年目――。昨年のドラフト1位で入団した選手たちは、大きな期待に応えられているのか、はたまた苦
勝負のプロ2年目――。昨年のドラフト1位で入団した選手たちは、大きな期待に応えられているのか、はたまた苦闘のただ中にいるのか。パ・リーグ6球団の“2017年ドライチ”の現状を見ていこう。

埼玉西武ライオンズ



西武・今井達也

 1年目はケガの連続、2年目はキャンプ中に未成年喫煙発覚による約3カ月の謹慎処分など、プロ入り後、順風満帆ではなかった今井達也。しかし、2016年夏の甲子園優勝投手は逆風に負けることなく、見事に成長曲線を描いた。ユニフォームを着て練習ができない間、フォーム固めに専念し、プロで戦える基礎を築くと、6月13日のヤクルト戦(メットライフ)で6回1失点、プロ初先発初勝利をマーク。以後も先発登板を重ね、9月9日のロッテ戦(同)では6回、8安打を浴び、4四球を与えながら粘りの投球で2失点にまとめて4勝目を挙げた。優勝争いが激しさを増すシーズン最終盤で存在感を発揮している。

北海道日本ハムファイターズ



日本ハム・堀瑞輝

 チームの次代を担う左腕の才能が、いよいよ一軍の舞台で発揮され始めた。2年目を迎えた堀瑞輝。高卒でプロの世界に飛び込み、昨年はファームでしっかりと土台作りに専念し、体も強くなった。それは投げるボールにも如実に現れ、自慢のノビのあるストレートはさらにパワーアップして相手打者の脅威となっている。7月28日のオリックス戦(札幌ドーム)では6回無失点の好投でうれしいプロ初勝利。現在は左腕不足にあえぐチームの救世主として先発ローテの一角を任されている。逆転Vのキーマンとして、20歳の若武者がマウンドでその力を見せつける。

オリックス・バファローズ



オリックス・山岡泰輔

 タテのカットボールを習得し、2ケタ勝利を目指した2年目だったが、開幕から勝ち星に恵まれず。好投するも要所で被弾。攻撃にリズムを与えられず、4月22日に挙げた2勝目から、先発登板した12試合連続で白星が遠ざかると、8月から中継ぎに降格した。だが、先発陣の故障もあり、8月15日から再び先発ローテ入りすると「走者が出た場面は粘って投げられるようになった」と救援の経験も生かして4戦3勝。徐々に復調傾向にあるが、9月8日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では4回に大量6失点と乱調だった。一度崩れると歯止めがきかない悪癖を露呈している2年目は、苦戦のシーズンとなっている。

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天・藤平尚真

 横浜高時代、ヤクルト・寺島成輝、西武・今井達也、広島・高橋昂也とともに「高校BIG4」と言われたが、プロ2年目の今季は苦しんでいる。今季は開幕先発ローテ入りを果たし、飛躍が期待された。しかし勝ち星を伸ばせず、6試合に先発して1勝3敗、防御率5.10という成績で5月早々に二軍降格。8月に再昇格した後も、2連勝の後に3連敗と安定感を欠いている。将来のエース候補と目されるだけに、シーズン終盤に何とか再浮上のきっかけをつかみたい。

福岡ソフトバンクホークス



ソフトバンク・田中正義

 再びはい上がることができるか。2016年秋のドラフト最注目だった田中正義は、福岡県・筑後のファーム施設で調整を続けている。“5球団競合の即戦力右腕”の1年目は、周囲の期待とは大きく異なるものだった。一軍はおろか、二軍登板もわずか1試合。右肩を故障し、シーズンの大半をリハビリに費やした。巻き返しを期す今季は開幕一軍をつかんだものの、5月に入り打ち込まれることが続き登録を抹消。その後は体調を崩したこともあり、8月中旬、約1カ月ぶりにファーム練習に合流した。今は我慢のとき――。焦る気持ちを抑えて、実戦復帰を目指す。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテ・佐々木千隼

 ソフトバンク・田中正義と並ぶドラフトの目玉だったが、田中同様に苦しくも我慢のときを過ごしている。1年目の昨季、外れ1位ながら5球団重複となった期待の右腕は後半戦になってフォームが安定し、力強さを見せつけた。今季は開幕先発ローテを狙っていたものの一向に調子が上向かない。二軍戦でも打ち込まれる試合が続いていたが、右ヒジにトラブルが起きていた。7月6日に右ヒジの関節鏡視下遊離体除去術を受け、今季中の復帰は難しい状況。万全の状態で3年目を迎えるべくリハビリに励む。

写真=BBM
(更新日:2018年9月10日)

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