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なぜ勉強しなくてはいけないのか?

日刊ホントの話

子ども時代に誰もが思ったことがあるであろう「なぜ勉強しなくてはいけないのか?」という疑問。大人になったいま子どもにそう聞かれたら、あなたはどう答えますか?


 「大人になったら困るから」「良い大学に入るため」といった理由を口にしがちですが、今勉強することに違和感を持っている子どもに数年先の未来のことを語っても、納得してもらうのは難しいでしょう。ではどんな言葉が子どもに届くのか、教育のプロや著名人の語った言葉を紹介しましょう。

●これからの時代に必要な能力を伸ばすため

 この問いに対して、東京大学名誉教授で教育学者の汐見稔幸氏は「好奇心や思考力、表現力を伸ばすため」と答えています。学校において、これまでは「テストでどれだけ良い点がとれるか」が大切なことでしたが、これからの時代は「自ら課題を見つけて、それにどう対処し、そのことをどう周囲に伝えていくか」ということが大切になってくると同氏は語っています。

 時代の流れは加速し、私たちは学校で学んだ知識だけでは生きるのが難しくなってきています。SNSで流れてくる不確かな情報をどう選び取るのか、経験したことのない困難をどう対処していくのか…その答えは教科書には載っておらず、自分で考えて答えを出す必要があります。その過程で必要になる思考力、そして自分の言葉で考える表現力を磨くことが、勉強する意味だといいます。

●知識を増やして視野を広げるため

 次に、有名な物理学者アインシュタインの言葉を紹介しましょう。「学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされる、自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる」という言葉があります。私たちは学ぶことによってさまざまな知識を身につけますが、それは新しい考え方を知って新しい世界の扉を開くことでもあります。勉強することはその繰り返しで、続けていけばどんどん自分の視野を広げることができるのです。

 具体的な話でいえば、英語を話せるようになれれば海外の人と話せるようになりますよね。そして、英語でのコミュニケーションができるようになれば、英語圏の人の物の考え方を知ることができます。学ぶことで得た知識や技術で自分の世界が広がるのだと思えば、勉強への捉え方も変わるのではないでしょうか。

●詰め込み教育から、自分で考える教育へ

 今回紹介した言葉を見て「自分が子どもの頃とは違う」と感じる人もいるかもしれません。かつてはテストで良い点を取って良い大学へ進み良い会社へ就職することが良しとされてきましたが、多様性が認められ個性を重視するようになった今、むしろ必要なのは「自分で考えられる力をつけること」なのだと強く感じるのではないでしょうか。

 令和の時代に勉強する意味を問われたら「こうだから勉強しなさい」と頭ごなしに押しつけるのではなく「じゃあ勉強すればどんな良いことがあると思う?」と子どもと対話をしながら、その子なりの正解を見つけていくのが時代に合った対応なのかもしれません。子どもと一緒に、大人も勉強する意味を考えてみてはいかがでしょうか。

<参考サイト>
東京大学名誉教授はこう答える! 子どもに「どうして勉強しないといけないの?」と聞かれたら│StudyHacker こどもまなび☆ラボ
https://kodomo-manabi-labo.net/why-study
【なるほど】なぜ勉強しなきゃいけないの? の最適解がTwitterで話題 – 「うまい例え」「世界の真理か?」の声│マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20201005-1374590/
「勉強をする意味と理由」は偉人の名言からわかる│中部教育ラボ
https://chubukyoiku-labo.jp/meaning/

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