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大学生が主人公のおすすめ青春小説5選!

ホンシェルジュ

これからご紹介する作品は、どれも大学生を主人公に描かれた作品です。思わず共感したり、懐かしさを感じながら読んでいただきたい、おすすめの本ばかりです。

大学生たちの団結力が生み出す奇跡『風が強く吹いている』

ブクログ大賞の文庫部門大賞を受賞した作品。箱根駅伝を舞台に、個性豊かなメンバーたちと繰り広げられる挑戦と友情を描いた物語です。

ある日、成り行きで灰二から「竹青荘」というアパートへの入居を誘われた走。住むところも無かった為に了承した走は、個性豊かな9人のメンバーたちと住むことになります。残りの1部屋が埋まり、10人になることを待ち望んでいた灰二が突然こんなことを言い出しました。

「俺たちみんなで、頂点を目指そう」
(『風が強く吹いている』から引用)

著者三浦 しをん 出版日2009-06-27

灰二によって青竹荘のメンバーたちは箱根駅伝に出ることを半ば強引に決められるのでした。しかし走には高校時代に噂された、ある悪い評判がありました。そのせいで自分が記録会などに出ると、メンバーたちが何か言われるのではないか、そんな思いを打ち明けたときに灰二が伝えた言葉があります。

「いいか、過去や評判が走るんじゃない。いまのきみ自身が走るんだ。惑わされるな。振り向くな。もっと強くなれ。」
(『風が強く吹いている』から引用)

ひたむきに前を見据えて走る若者たちの先にある展開とは……。

箱根駅伝ファンでなくとも、走ることの喜びや達成感を味わえる作品です。読み始めは素人が少し練習したくらいで走れるわけがないと物語に距離を感じることもあるかもしれません。ですが、物語が進むにつれて努力を積み重ねれば何事も絶対に出来ないことはないのだなと思わせてくれるほど、物語に引き込まれていきます。灰二を中心に団結した青竹荘のメンバーたちの苦しい練習を耐えた、必死な努力の先の結末に感動間違いなしです。

彼と出会えたことが人生の得『横道世之介』

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2010年に柴田錬三郎賞を受賞、本屋大賞にノミネートされた作品です。表題にもなっている横道世之介という主人公を中心に描かれています。

大学進学のために上京してきた18歳の横道世之介は、新宿駅東口の駅前広場に降り立ちます。彼が東京に来て出会うのは、恋人となる与謝野祥子。彼女は自由奔放で世間知らずなお金持ちのお嬢様でした。世之介の実家帰省の時に、付き合ってもいないのについてきたり、海水浴に行こうといってクルーザーに乗ったりと、なんとも憎めない性格のおちゃめな彼女です。

著者吉田 修一 出版日2012-11-09

更に彼の周囲には個性的な登場人物がたくさんいます。大学の友人、倉持一平と阿久津唯。女性に興味がなく夜な夜な「出会いを求める公園」に通う加藤雄介。憧れであり謎多き女性、片瀬千春などが物語を彩ります。

世之介自身もお人よしで人を引き付ける魅力にあふれた青年です。作中で雄介がふと世之介のことを思い浮かべるシーンの中にこんな文があります。

「世之介と出会った人生と出会わなかった人生で何かが変わるだろうかと、ふと思う。たぶん何も変わりはない。ただ青春時代に世之介と出会わなかった人がこの世の中には大勢いるのかと思うと、なぜか自分がとても得をしたような気持ちになってくる。」
(『横道世之介から引用』)

彼と出会った人たちがふと思い出す世之介との思い出。世之介と過ごした日々とはどんなものだったのでしょうか。

ごくごく普通の大学生、世之介の物語。ですが、世之介の人の好さや周りとの温かいやり取りを見ていると、どこかほっと懐かしい気持ちにさせてくれます。もしも彼が友達だったらどんなに楽しかっただろうと想像してしまうのです。

どこか抜けていて、でも頼れる存在であり、癒しの存在でもあり、この作品を読んでいると世之介がとても好きになります。こんな風に誰かに愛される、ふと思い出してもらえるような存在になりたいものですね。ぜひ世之介の人柄の良さに触れつつ楽しんでみてください。

理系男子が繰り広げる爽快青春物語。共感度抜群の大学生活『キケン』

理系男子が暴れまくる爽快で面白さ満点の作品です。とにかく熱い青春物語となっています。

新入生の元山高彦と池谷悟は機研のチラシが張られている掲示板を見ていたところに、偶然上級生の上野直也に出会います。彼は、成南電気工科大学の中にある機械制御研究部、略して「機研(キケン)」と呼ばれている部の部長でした。

火薬を作ることが趣味である部長、二つ名はユナ・ボマー上野直也。副部長は名字を一文字隠した大神宏明。魔という文字を足せば、大魔神というわけです。とりあえず話だけでもと連れてこられた新入生の彼らはその場で入部届にサインをしてしまいます。

著者有川 浩 出版日2013-06-26

ある日、これからの部員確保のために作戦会議をしようと、上野直也の家に呼ばれたふたり。立派な邸宅に驚くばかりでしたが、なぜか案内されたのはプレハブで出来た掘っ立て小屋。なんと彼は小さい頃にロケット花火を天井に難十発も打って、子供部屋に穴をあけたらしいのです。その時に父親が怒ってこの離れに隔離されたそうで……。

そんな部長に振り回されつつ、男だらけだからこそキケンな行為や破壊行為を楽しむ彼らが送る青春時代とは?はちゃめちゃな学生生活、笑いあり、ラストには感動ありの魅力溢れる作品です。

理系男子が繰り広げる事件は抱腹絶倒の展開です。部長のキケン行為や、無理難題に付き合わされる新入部員たち。しかし、社会人になってから機研にいた頃の楽しさを思い返すのです。作中にこんな言葉があります。

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