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アルマゲドンの世界が現実に。地球に衝突しそうな小惑星を爆破するNASAの地球防衛テスト・ミッション

カラパイア


 1998年の映画『アルマゲドン』では、勇敢な宇宙飛行士たちが地球目がけて飛んでくる小惑星に降り立って、衝突する前に爆破するというドラマが描かれた。

 今度のNASAのミッションは、これに似たドラマティックなものになりそうだ。

 その目的は、探査機を小惑星に衝突させて、軌道をそらすことができるかどうか確認すること。NASA初の「地球防衛テスト・ミッション」だ。

NASA初の地球防衛テスト・ミッション

 このほどNASAが11月23日(現地時間)の打ち上げを発表した「DART(Double Asteroid Redirection Test)ミッション」の目的は、小惑星に大型探査機「DART」を高速で突っ込ませ、それが軌道に与える影響を確かめることだ。

 地球の周囲には、衝突して大きな被害をもたらす恐れがある小惑星が存在する。万が一、本当に地球との衝突コースに乗った小惑星が発見されたらどうすればいいのか?

 その対策の1つとして提唱されているのが、宇宙船をぶつけて軌道をそらす方法(キネティック・インパクト法)だ。

 DARTミッションは、そのための実験で、大袈裟でもなんでもなく、本当に地球防衛ミッションなのである。

Photo by:public domain/wikimedia

アルマゲドンを地でいくミッション

 今回のターゲットは、二重小惑星「ディディモス」だ。ギリシャ語で「双子」を意味するディディモスは、その名の通り、「ディモーフォス」という小衛星ともなっている。

  DART探査機は、ディディモスを周回する大きさ160メートルのディモーフォスに秒速6.6キロ(弾丸よりも速い!)で突撃する。

 その衝撃は、想定によれば、ディモーフォスの速度をほんの1%程度変化させる。一見小さな変化に思えるだろうが、これによってディモーフォスの軌道周期は数分ほど変わる。

NASA prepares for ‘Armageddon’ mission

世紀の瞬間は2022年!

 なお2021年11月23日にスペースX社のロケットで打ち上げられたDART探査機は、それから10か月かけて宇宙を飛行し、ターゲットを目指す。

 実際に衝突するのは、ディディモス二重小惑星が地球まで1100万キロの距離に接近する2022年9月が予定されている。

Photo by:NASA/Johns Hopkins APL

 なお、NASAによると、このときの様子は、別の探査機によって撮影され、ライブ中継される予定であるそうなので、こちらも見逃せない。

References:NASA will crash a spacecraft into an asteroid to practice ‘planetary defense’ / written by hiroching / edited by parumo

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