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結局イチモツは隠すことにしました。ドバイ万博博覧会に出展されたダビデ像

カラパイア


image credit:italyexpo2020/Instagram

 去年10月に開幕予定だった中東初となるドバイ万国博覧会(EXPO2020)は、コロナの影響で1年遅れの今年10月1日に開幕となった。

 イタリアからは、ミケランジェロのダビデ像を3Dプリンターで再現した作品が展示される運びとなったが、この展示を巡って揉めに揉めた。

 ダビデ像といえば、ありのままの姿見せるのよ系である。全裸だからこその美しさがそこにあるのだが、イスラム圏ではヌードはご法度である。

 様々な代替え策が出されたが、結局は隠すことで展示が決まったようだ。

ドバイの博覧会に展示するダビデ像のいちもつ問題が勃発

 6か月にわたり開催されるこの博覧会には、日本を含む192か国が参加し、各国が様々な作品を出展する。

 イタリアは、ミケランジェロのダビデ像レプリカを3Dプリンター作って展示することに決定。スタッフらが去年初めからその作業に取り掛かっていたが、ある問題に直面した。

 保守的なイスラム教徒の国ドバイでは、たとえ彫刻像であっても公衆の面前でヌードを晒すことは法律に違反する。つまり、博覧会の会場でダビデ像の裸像をそのまま展示するのは問題があると気付いたのだ。

 しかし、ありのままのダビデ像でなければ意味がなく、スタッフ間で「ならば展示を止めるべきか」という議論も交わされた。

 また、「像に下着を履かせるのはどうか」といった案も出されたが、計画を立て直すには遅すぎるほど作品への作業は順調に進んでいた。

 「隠すべきか、隠さざるべきか、それが問題だ」

 結局、この問題は未解決のまま、ダビデ像は完成し、ドバイへと輸送された。その出来は実に素晴らしいものだった。

結局いちもつを隠して展示することに

 高さ5.2メートルの巨大なダビデ像のレプリカは、博覧会の会場に展示されたが、最終的には既存の建築物で臀部とイチモツを隠すことになった。
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 八角形のガラスギャラリーで2階建ての石板が、ダビデ像の外見を控えめに保つのに最適と判断され、上層階ではゲストがダビデ像の上半身を問題なく堪能できる一方、下層階では像の脚部分のみを眺めることができる。
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 プライベート部分は、当局と関係者以外はアクセス不可能で、一般客からは見えない状態だ。
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ペットボトルをリサイクルし4か月で完成したレプリカ像

 フィレンツェ大学の研究者により作成されたこの3Dプリンターのレプリカ像は、一部リサイクルされたペットボトルを使用しているため、高さと細部に忠実でありながら重量は544kgと従来の大理石像のわずか10%だという。

 また、ミケランジェロは3年がかりでダビデ像を完成させたが、21世紀のレプリカ像は仕上がりに4か月しかかかっておらず、スタッフ間ではこの像を「デジタル・ダビデ」というニックネームで呼んでいるということだ。

 だがその出来栄えは本当にすばらしい。日本の美術館にも是非展示してもらいたいものだ。フルで見られる状態で。

Memoria e Futuro: il David di Michelangelo a Expo 2020 Dubai – making of
written by Scarlet / edited by parumo

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