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自撮りポーズで人気となったゴリラ、大好きなパークレンジャーの腕の中で息を引き取る【RIP】

カラパイア


image credit:Virunga NationalPark/Twitter

 生後直ぐに孤児となり、コンゴのビルンガ国立公園で育てられた2匹のメスのマウンテンゴリラは、パークレンジャー(自然保護官)たちと深い絆を結び、自撮り写真に二足立ちでポーズを決めて写り込んだことで話題となった。

 そのうちの1頭のンダカシが、9月26日に病により14歳で旅立った。

 小さい頃からずっと彼女を見守り続け、生涯の親友である、パークレンジャーのアンドレ・バウマさんの腕の中で眠るように息を引き取たという。

大好きなパークレンジャーの腕に抱かれながら息を引き取る

 10月5日、コンゴ東部にあるビルンガ国立公園は、同公園内の施設で暮らしていたマウンテンゴリラのンダカシが、14歳で旅立ったことを発表した。

 施設に保護されてから生涯にわたり飼育係を務めたアンドレ・バウマさんの腕に抱かれて、ンダカシは息を引き取ったという。

 同公園は、ンダカシの最期の姿をSNSでシェアし、その死を悼んだ。  ンダカシは、2007年の生後2か月だった時、死んだ母親にしがみついていたところを、ビルンガ国立公園のパークレンジャーに発見された。

 当時、武装集団によるゴリラ虐殺が相次いでおり、ンダカシの母親も射殺されて命を落としたとみられている。

 まだ幼いンダカシを見たパークレンジャーは、このまま野生に戻しても生き延びていくのは困難と判断し、同公園内の施設で保護することにした。

 以来、ンダカシは自分の世話をずっと続けてくれたアンドレ・バウマさんと深い絆を築いていた。

自撮りポーズで世界的な注目を集める

 ンダカシが世界的に最も有名になったのは、2019年の自撮りポーズだ。

 パークレンジャーのマシュー・シャマブさんがカメラを向ける中、同じ孤児として施設に保護された仲間でメスのンテゼと一緒に、両足で立った姿で自撮りポーズを決めた姿は、SNSやメディアで広く取り上げられ、拡散した。
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 この写真からも伝わってくるように、ンダカシはとても陽気な性格だったそうだ。

 今回ビルンガ国立公園では、ンダカシの死について、「長引く病にかかっていたが容態が急速に悪化した」と述べている。

 最期を看取ったバウマさんは、ンダカシのことを次のように語った。
このような愛情深い生き物を保護して支援し、世話をすることができたことは、私にとって非常に幸運でした。

特にンダカシは幼い時に母を失くし、心にトラウマを抱えていました。

ンダカシの世話をしていく中で、彼女のやさしい性格や知性のおかげで、人間と大型類人猿との関係について理解を深めることができました。

ゴリラの保護のために私たちがなぜ全力を尽くさなければならないのかという、その理由を知ることができました。

ンダカシを生涯の友達と呼べることを誇りに思います。

私は、子供のようにンダカシに愛情を持っていました。ンダカシの陽気な性格は、いつも私にたくさんの笑顔をもたらしてくれました。
 14年間、世話をしてきたバウマさんのンダカシへの思いは深い。しかし、バウマさんに限らず、同公園のスタッフは明るいンダカシが旅立ってしまったことをとても寂しく感じているようだ。

 一般的にゴリラの寿命は35~ 40年と言われている。まだ早すぎる死だった。

 バウマさんは、最後に「ンダカシが14年間、施設で私たちの生活にもたらしてくれた豊かさにとても感謝している」と締めくくっている。

written by Scarlet / edited by parumo

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