今年3月に下北沢、4月に吉祥寺に続けて支店をオープン。さらに6月には回転寿司チェーンの『スシロー』でコラボメニューを販売するなど、順調な様子でした」(フードジャーナリスト)
しかし、今年1月から再三にわたって発出される緊急事態宣言などによって多くの飲食店が危機的状況に。出店したばかりの支店も次第に窮地に陥っていく。
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「オープンした4月当初はお客さんもよく入っていました。でも、7月からは営業を休止し、ずっと店を閉めていたので、まともに営業できてたのはオープンから3カ月くらいじゃないかと思います。
ここは表通りに面してないので人通りも少なく、目立たない場所。ただでさえ飲食激戦区の吉祥寺で、不要な外出を控えるよう要請されている状況下で生き残るのは難しかったのでしょう」(近隣の飲食店店主)
たった6カ月での閉店の背景に何があったのか。「マドラスカレー」に問い合わせると、担当者は「吉祥寺店の閉店は事実です」とした上で、意外な返答が。
「赤坂、下北沢店は引き続き営業をしておりますし、吉祥寺店の閉店は決して後ろ向きなものではございません。
今後は、全国から多数のお問い合わせを頂戴している、カレールーの卸しやフランチャイズ展開に力を入れていく予定です」
コロナ禍によって飲食店の“地獄”を見た北村。天国に向かって、彼の躍進は続いていく――。