同番組は1999年からNHKで放送が開始された若手のネタ見せ番組で、毎回10組がエントリーをし、面白かった上位5組がオンエアされるというもの。
会場にいる100人の一般客が審査し、面白かったら手元にあるゴルフボールを入れるという仕組みで、「史上最もシビアなお笑い番組」というキャッチフレーズで人気を博していました。
人力舎の中でも、おぎやはぎやアンジャッシュに加え、アンタッチャブルやドランクドラゴンなどが毎回オンエアを獲得しており、他事務所でも博多華丸・大吉や陣内智則さん、フットボールアワー、バナナマン、バカリズムさんなど今でも第一線で活躍をしている芸人さんが数多く出演をしていたことでも知られています。
そんな「オンバト」に出演をしていたことにより、徐々に顔が知られるようになったおぎやはぎは、2001年に出場した「M-1グランプリ」でダントツの最下位に。
東京勢として唯一出場をしていたため、この最下位がきっかけで「可哀想」という同情票が入ることとなったのです。
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また、「M-1グランプリ」に出場する前から「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系列)などのトーク番組で着実に結果を残していたおぎやはぎは各番組に呼ばれていきます。
そして「M-1グランプリ」での再開をきっかけに笑福亭鶴瓶師匠から気に入られたようで、小木さんは「M-1最下位になったことで鶴瓶師匠がなぜか、気に入ってくれて。なんかすごい鶴瓶師匠の番組とか呼んでくれる様になって…」と、売れたきっかけを明かしていました。
おぎやはぎ小木、売れてもなお借金を返すためにバイトをしていたと告白
トーク番組で着実に結果を残す姿勢が評価され、徐々にテレビ番組のレギュラーが増えていったおぎやはぎの2人。
しかし、小木さんは当時、借金が5〜600万円ほどあったそうで、利子が高いために毎月の返済額がとんでもないことになっていたのだそう。
これを受け小木さんは「テレビとか全然出てても、バイトしてるからね?じゃないと返せないから」と告白していました。
加えて、「今の奥さんと付き合ってる時からすでに借金があって、借金は結婚する直前まであった気がする」と、売れてもなお苦労していたと明かす場面も。
今や売れっ子となった小木さんですが、そこには人知れぬ苦労があったのです。
(文:服部慎一)