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東京パラリンピックでバドミントンがメダルラッシュ! 飛躍の理由は?

パラサポWEB

東京2020パラリンピックからの新競技・バドミントンは、日本チームのメダル9個という好結果で幕を閉じた。ここでは、なぜバドミントンがメダルラッシュに沸いたのかを検証し、銅メダリストたちの奮闘も併せて振り返る。

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東京大会でバドミントンは、「金3銀1銅5」のメダルを獲得。2019年、スポーツ庁より「東京重点支援競技」に指定された新競技は、期待通りの活躍を見せた。

金メダルを獲得したのは、女子シングルス(WH1)の里見紗李奈、男子シングルス(WH2)の梶原大暉、女子ダブルス(WH1-WH2)の里見/山崎悠麻だ。

バドミントン14種目のうち、金メダルの約20%が日本の手に渡った計算になる。日本選手団全体のメダル数「金13銀15銅23」との比較でも、バドミントンの金メダル獲得率は23%と貢献度は高い。

大きな期待に応え、金メダルを獲得したダブルスの里見(左)と山崎 photo by Kyodo

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試合が終わると、金正子ヘッドコーチ(HC)は、「うれしい限り。色は予定と少し違うが、メダル9個という当初の目標は達成できた」と顔をほころばせた。

専用体育館を持つ強み

活況の大きな理由は、充実した練習環境と選手育成体制にある。

日本障がい者バドミントン連盟は、大手不動産会社とオフィシャルゴールドパートナー契約を締結し、2017年から2028年まで同不動産会社が所有する都内の体育館を専用練習場として提供されている。8面を擁する体育館は、出入り口やトイレが車いす選手でも使いやすいように改修され手渡された。

こうした拠点を得て、日本障がい者バドミントン連盟(JPBF)はかつて年3回だった日本代表の合宿を年15回前後に増やすことができた。とくに「床が傷つく」などの誤った見解から、公共の体育館の利用を断られがちだった車いす選手にとっては好材料だった。選手たちも感謝を示し、山崎も「恵まれた環境をいただいている」と話している。

同時にJPBFは、若い選手の発掘にも尽力。「よい選手がいる」と聞けば、合宿に招聘し「本格的にバドミントンをやらないか」と声をかけた。そうした努力の末に誕生したのが、金メダルを獲得した19歳の梶原大暉と23歳の里見紗李奈だ。

19歳の梶原と(左)と23歳の里見が金メダリストに photo by Kyodo

2017年にパラバドミントンを始めた2人は、コロナ禍以前は、海外の大会に積極的に出て力を蓄え、東京大会の出場権を掴んだ。2019年3月からの1年間、梶原は10大会、里見は8大会に出場している。

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