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アプリで精子ドナーを見つけ、ネットで受精キットを購入した女性、電子ベイビーを無事出産

カラパイア

アプリで精子ドナーを見つけ、通販で受精キットを購入した女性、電子ベイビーを無事出産
 今やなんでもネットで買える時代となった。異性と関係を持ちたくはないけど、我が子は欲しい。そんな望みすら叶う。

 希望に叶う精子や卵子をアプリで探し出して、出産するための受精キットを通販で買えばいいのだ。

 イギリスに住む33歳の女性はこの方法を利用し、無事我が子を出産した。インターネットを介して誕生したこの子は、電子ベイビー(eBaby)と呼ばれ話題となっている。

男性と交際する気はないけれど2人目の子供を切望していた女性

 イギリス・ミドルズブラのナンソープに住むステファニー・テイラーさん(33歳)は、フランキー君という5歳になる息子を1人で育てているシングルマザーだ。

 フランキー君の父親は、ステファニーさんの前のパートナーだが既に別れており、フランキー君が生まれてからも子供に一切関知していないという。

 そうした経緯もあり、他の男性と関係を持つこともこりごりしていたところがあったステファニーさんだが、フランキー君をひとりっ子にはしたくないという思いがあり、「2人目が欲しい」と望んでいた。

 しかし、フランキー君の人生に自分の都合だけで別の男性が出入りするのは息子にいい影響を与えないかもしれないという思いがあった。

 またステファニーさん自身交際相手を探して男性と関係を育むということを面倒に感じた。

 そこで2019年にリサーチを開始したところ、私立のクリニックは子宮内受精(IUI)の費用が最大1600ポンド(約24万円)かかることがわかった。シングルマザーのステファニーさんにとっては費用がかかりすぎる。

 そんな時、友人からあるアプリの存在を聞き試してみることに。

Just a Baby Mobile App

アプリで精子ドナーを見つけ、受精キットを「eBay」で購入

 『Just A Baby』は、精子と卵子の提供者とそれを希望する者を繋いだり、代理出産者、共同親権者を探す手伝いをしてくれるをしてくれるアプリで利用者も多い。

 ステファニーさんはアプリを利用して、深刻な病気や病歴を持たない健康な男性を選び、更に自分と似たような外見(目の色や髪の色など)を持つ男性を探した。

 そうすれば、生まれてくる子供がフランキー君と似ている可能性があると考えたからだ。

 すると1日以内に、精子ドナーの中から茶色の髪を持ち、緑色の目をした43歳のビジネスマンを発見。3週間互いにメッセージのやり取りをし合った。

 ドナーからSTI(性感染症)に問題がないことを証明した書類を送付してもらった後、2020年1月、男性を自宅へ呼び、精子を提供してもらった。
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photo by Pixabay

Youtubeを見ながら受精を開始

 事前に、オークションサイト「eBay」で受精キットを購入していたステファニーさんは、自宅での受精キット使用方法がシェアされたYouTubeを見ながら実際にそれを行った。

 通常、イギリスでは精子ドナーには最大35ポンド(約5200円)、卵子ドナーには最大750ポンド(約112000円)以上を費用として提供することを禁じている。

 ステファニーさんの精子ドナーは、車のガソリン代さえ受け取ることさえ辞退したそうだ。
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photo by Pixabay

1回のチャレンジで妊娠。元気な女児を出産

 その2週間後、ステファニーさんは妊娠していることを知り、衝撃と興奮を味わった。検査薬で陽性反応が出たのだ。

 2020年10月15日、ステファニーさんは病院で元気な女児を出産し、女児はエデンちゃんと名付けられた。電子ベイビーの誕生だ。

Mum gives birth to ‘eBaby’ after ordering artificial insemination kit online

電子ベイビーは後々問題が生じないのか?

 Just A Babyは国によっては合法のアプリだが、認可された不妊治療クリニックを介して登録したドナーとは異なり、後に問題が生じる可能性もある。

 クリニックを介したドナーの場合は法的権利は生じないが、アプリを介したドナーは、裁判を起こせば生まれた子供の親として、子供と接する権利を主張することができるだけでなく、精子ドナーに対し養育費を求めることも可能になるという。

 今回、ステファニーさんと精子ドナーの男性は互いを信頼し合い、後々そういった権利の主張や請求をしないことに同意した。

 しかし、妊娠と出産については、ステファニーさんは精子ドナーの男性にテキストメッセージで知らせたという。
母や妹は、精子ドナーを利用した私の妊娠を素直に喜んでくれましたが、父は受け入れるのに時間がかかりました。でも、今では「素晴らしい決断」と言ってくれています。

子供たちには、将来エデンがどうやって生まれたのかを正直に話したいと思っています。

まさに、エデンは電子ベイビー(eBaby)です。アプリで理想とする精子ドナーを見つけることができた私はラッキーでした。

ネットで授かった子供でも、私がそれにチャレンジしなければエデンはこの世に生まれなかったわけで、そう思うと私のところへ来てくれた娘をとても誇りに感じます。

精子ドナーの彼とはテキストで連絡を取っていて、自分の精子を他の女性に提供する機会が来れば、その時は私に知らせてくれると約束してくれました。また、3人目を望む時には喜んで協力するとも申し出てくれました。

もし、エデンが成長して父親に会いたいというのであれば、あの人なら私は問題ないと思っています。

でも、エデンには自分が生まれたのはDNAの貢献によるものだと割り切って理解してくれることを望んでいるし、父親がそばにいなくても私たち家族の中で幸せに安全に暮らして行ってくれることを願っています。(ステファニーさん)
 現在、2人の子供のシングルマザーとなったステファニーさん。シングルマザーになることに誇りをもって自分の生き方を選択したとメディアの取材で応えている。
私は、既成概念に縛られるタイプではないので、自分の選択でこの生き方を選びました。倫理的に全ての人が選択する権利を持っているべきだと思っています。

精子ドナーと受精キットを使って1回で、妊娠・出産に成功したのはまさに奇跡です。再び母親になれることができて、本当に嬉しいし、幸せです。
written by Scarlet / edited by parumo

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