解説
「海猿」の原作者・小森陽一が原案、市原隼人の主演で若き警察官と警備犬のきずなを描くオリジナル作品。人一倍正義感が強く刑事を目指していた警察官の勇作は、警備犬を育てる警視庁警備部警備二課装備第四係へ異動となる。希望と違う職場に戸惑いつつも、ハンディキャップを抱える犬・シロと出会った勇作は、ハンドラー(犬の訓練士)としてシロとともに成長していく。そんな中、警視庁を揺るがす連続爆破事件が発生し……。
(提供元:映画.com)
笑門亭 福さん ★★★★★
近年では『家政婦のミタゾノ』や『BG〜身辺警護人〜』を手がけてきた七高剛の監督作品。彼はニューヨーク大学の映画学科を卒業していて、なんと在学中にアカデミー賞監督スパイク・リーの作品にも参加している経験が。さらに日本では『踊る大捜査線』シリーズの本広克行、『海猿』シリーズの羽住英一郎、そしてあの伊丹十三の助監督もしてきたという、下積み自体がすごい人です。
そんな彼と本作の主演を務める市川隼人は、2009年の『猿ロック』ですでにタッグを組んでいました。若手警察官の主人公・早川が警察犬とともに動く部署に移動。刑事課に行きたかったため、最初は文句を言うのですが徐々にバディ犬との絆が深まり、ともに任務に挑んでいきます。ハンデがあるけどガッツのある犬と、同じく協調性に欠けながらも正義感が強い早川は、良いコンビ具合を発揮していきます。
とにかく、犬と市川隼人の掛け合わせが幸せ。この企画を作った人は天才か、というくらい犬にも癒されながら市川隼人のかっこよさを堪能できるという贅沢作品になっています。また、彼と組む戸田恵梨香も安定の演技力とかっこよさを放っていて、魅力的。あまり知られていない警察犬の活躍も知ることができました。
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