2021年9月7~22日は、二十四節気の「白露」にあたります。 二十四節気(にじゅうしせっき)とは古代中国から伝わったもので、春夏秋冬の季節をさらに約15日間ずつ分けた暦です。
前回の節気である「処暑(しょしょ)」は、徐々に暑さがおだやかになり、秋の足音が感じられる季節となりました。処暑の次の「白露(はくろ)」とは、どのような節気になるのでしょうか? 旬食材を使った発酵レシピとともに、処暑の季節を感じてみましょう。
今回は、この時期に旬を迎える「かぼす」をたっぷり使った「自家製ポン酢」と、そのアレンジレシピ「鶏肉と自家製ポン酢の鬼おろし」をご紹介します。
自家製「ポン酢」の作り方│火を使わない、手作り簡単発酵レシピ

自家製ポン酢とは、旬を迎えるゆずやかぼすなどの柑橘類の果汁と、醤油、みりん、出汁を合わせて作る手作りのポン酢です。火を使わずに混ぜるだけで手軽に作れます。(お子様が召し上がる場合はみりんを煮切って仕込むのがおすすめです)
一度仕込めば半年以上保存でき、餃子やしゃぶしゃぶ、サラダやドレッシングなど、どんな料理にでも合います。便利な自家製ポン酢を、ぜひ仕込んでみませんか?
材料
(醤油:果汁:みりん=7:5:3で仕込みます)
・醤油 280ml
・かぼす、ゆず、へべす、シークワーサーなどの果汁 200ml
・みりん 120ml
・お茶用パック 1枚
・昆布 5㎝ 半分にカット
・鰹節 大さじ2~(軽くひとつかみ)
・保存瓶(アルコール消毒か煮沸消毒しておく)
作り方
1、柑橘類(かぼす、ゆず、へべす、シークワーサーなど)を準備し、よく洗う。
(単一でも美味しく作れますが、複数種類入れることでより一層美味しくなります)
(今回はへべす5つ、シークワーサー7つ、かぼす2つ使用しました)

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2、果汁を絞る。
(スプーンで中をくり抜くようにするとやりやすいです)
種は取りのぞく。瓶の中に入れる用の皮をいくつか取っておく。

3、お茶パックに鰹節と昆布を入れる。

4、瓶に醤油、みりん、果汁を分量すべて入れよく混ぜ、だしパックを下に沈める。
5、皮を入れたら完成!

仕込んだら冷蔵保存にします。作ったその日から召し上がれますが、時間が経つとより旨味がでてきて味もまとまってきます。
2週間ほど経過したら皮と出汁パックを取り出します(腐敗を防ぐため)
冷蔵保存で約半年ほど保存できます。
「鶏肉と自家製ポン酢の鬼おろし」│自家製ポン酢のアレンジレシピ

鶏肉をさっぱりいただける一品です。軽く焼いた鶏肉を、ポン酢をたっぷりかけた鬼おろしと一緒に召し上がれ!
材料(2人分)
・鶏もも肉 150g 1口大に切る
・塩 少々
・みりん 大さじ1
・大根 鬼おろし(普通のおろしでも〇) お好きなだけ
・自家製ポン酢 お好きなだけ
・ミョウガ 1つ 輪切り