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びっくり人間!瞳孔の大きさを自由自在に操れる男性の出現に科学者たちが困惑、定説が覆される

カラパイア

瞳孔の大きさを自由自在に操れる男性の出現に定説が覆される
 瞳孔とは虹彩の真ん中にある黒目と呼ばれる部分である。人間は目の中に入る光の量を調節するために瞳孔の大きさを変化させるが、これは無意識に行われるもので自分で調節するなど不可能だ。と、これまでは考えられていた。

 ところがだ。自分の意思で自由自在に瞳孔の大きさを変化させることができる男性が発見された。これまで不可能とされていたことを可能にしてしまった男性の出現に、科学者らは困惑しているという。

瞳孔が拡張、収縮する仕組み

 目の瞳孔の大きさは周囲の光の量に応じて変化する。暗い部屋に入れば、光をたくさん取り込もうと開く。反対に明るいところへ行けば、目に入ってくる光を絞るために、縮んで小さくなる。

 また、興奮状態にあったり、ストレスが大きい時など、心の状態によって瞳孔の大きさが自動的に変わることもある。

 瞳孔の大きさが変化するのは、瞳孔を囲んでいる虹彩にある小さな2つの筋肉が瞳孔を調節しているからだ。

 虹彩には、瞳孔散大筋と瞳孔括約筋という2つの筋肉が存在する。瞳孔散大筋が収縮すると虹彩が外側に引っ張られて瞳孔が拡大し、瞳孔括約筋が収縮すると虹彩が内側に引っ張られて瞳孔が収縮するという仕組みだ。

 しかし、こうした動きは完全に無意識のうちに行われる。暗い部屋に入ったとき、あなたは瞳を大きくしようと意識したことはないはずだ。

瞳孔の拡張と収縮 Pupil Dilation and Contraction

 ただし間接的になら、瞳孔の大きさを変化させることができる。例えば、まぶしい太陽をイメージすると瞳孔が小さくなるし、暗い部屋をイメージすると大きく広がる。

 しかし直接自分の筋肉を操って瞳孔の大きさを変えられるなど、人間には不可能であると考えられていた。

瞳孔を自分の意志で操れるという男性が出現

 ところが不可能を可能にした人物が現れた。

 現在オランダ、ユトレヒト大学に所属するクリストフ・シュトラウフ助教があるとき授業を終えると、学生の1人が接触を図ってきた。自分の意思で瞳孔を操れるというのだ。

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photo by Pixabay

ゲームをプレイすることで、瞳孔調整能力が開花

 D.W.は、15、16歳のとき「友人に眼球を『震わせ』られることを見せたら、瞳孔が小さくなったことに気づいた」とシュトラウフ助教らに語っている。だが本格的にその能力を認識したのは、ゲームにハマってからだったそうだ。

 最初は、物の前後に焦点を合わせて練習していたが、やがてそうしなくても瞳孔の大きさを操れるようになったという。

不可能とされていたことが可能とわかり科学者困惑

 D.W.は、明るいものや暗いものを想像したりするなど、何らかの間接的な方法で瞳孔を操作しているわけではないという。

 それを検証するために、シュトラウフ助教らは、彼の皮膚に電圧をかけて、その電気的特性を測定した。その結果、間接的な力が働いていないことが確認されている。

 次にfMRIで脳を検査した。すると「意志」(自発的に何かを決定し、行動する能力)に関係している部分が活性化していることが確認されたという。

 研究ではD.W.が直接瞳孔を操っているとまでは断言されていないが、少なくとも間接的な方法が使われているという証拠は見つからなかったそうだ。
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photo by Pixabay

他にも瞳孔を自分の意志で操れる人間はいるのか?

 はたして、同じことが彼以外の人間にもできるのだろうか? 「その可能性はある」とシュトラウフ助教は語る。

 そうした人を見つけて研究することができれば、この現象の起源などの解明につながるかもしれないとのこと。瞳孔を自在に操作する練習法も考案できるかもしれないそうだ。

References:
Man can change his pupil size on command, once thought an impossible feat | Live Science / written by hiroching / edited by parumo

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