top_line

【 最新ニュースをアプリでサクサク読むなら! 】

バドミントン・銀メダルの鈴木亜弥子、ライバルに敗れるも笑顔の理由

パラサポWEB

9月4日、国立代々木体育館で行われた東京2020パラリンピックのバドミントン女子シングルス(SU5/上肢障がい)決勝戦に、日本のエース鈴木亜弥子が登場。試合後、「金メダルが目標だったので、負けて悔しい」と口にしながらも、「今の力はコートに出し切れた」と表彰台では笑顔で銀メダルを受け取った。

これまでの対戦は3勝5敗

決勝の対戦相手は、23歳の楊秋霞(中国)。両者の顔合わせは、大舞台にふさわしいカードだった。

これまでの対戦成績は、鈴木が3勝5敗。初めて2人が対戦した2016年12月以降、国際大会で、鈴木も楊も互い以外に負けたことがない。鈴木は言葉を選びながら、2018年2月の初対戦に敗れた当時の思いを語っている。

「楊さんが出てきたとき、本当にうれしかった。パラリンピックを目指して復帰後、私は国際大会で2連勝し、“簡単に金メダル獲れるかもしれない”と思い始めていて……。でも、楊さんが出てきて、これは頑張らなければと思いました」

ライバルに勝つため、フットワークを強化してきた

ここで“復帰した”という鈴木の言葉には説明がいる。埼玉県の越谷南高時代、健常の全国大会で準優勝の経験を持つ鈴木は、2007年からパラの大会にも出場し、世界選手権、アジア大会と、当時のビッグトーナメントの金メダルを総ざらいした。

広告の後にも続きます

だが、2010年には「もう目指すタイトルがない」といったん引退。それでも2014年にバドミントンが東京パラリンピックで正式競技に入ることが決まると思いは募り、「わたし、パラリンピックの金メダルだけ獲ってない」とパラの世界にふたたび舞い戻ってきた。

「決断は簡単ではありませんでした。5年間もブランクがあって、2020年のパラリンピックで33歳になる私が、果たして競技者としてやっていけるのか、って」

重い決断だっただけに、いざ、国際大会に復帰すると、競ることなく優勝してしまったことに肩すかしをくったことは事実だ。

だから、楊との出会いで鈴木の勝負魂に火はついた。

パラリンピックで決勝の舞台に上がった鈴木亜弥子

肩近くから左腕を切断している楊秋霞は、バランスをとるのが難しいが、体幹が強いのでしっかりと体を起こすことができ、ミスが少ない。鈴木に欠けている点だ。

「私は障がいのせいで仕方がないと、上半身が前のめり気味だったんです。でも、楊さんのプレーを見て、初めてこれではいけないと思いました」

ライバルに刺激されてフォームを改造

  • 1
  • 2

TOPICS

ランキング(スポーツ)

ジャンル