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次のステージの糧に。馬術・日本代表人馬の東京パラリンピック

パラサポWEB

8月26日から27日の2日間、馬術の個人(グレードⅠ~Ⅴ)が行われた。馬術は男女混合で実施され、演技の正確さや美しさを競う。いかに馬を的確に操り、人馬一体となれるかが勝敗のカギだ。日本からは4人が出場し、夢の舞台に立った。

チーム最年長の宮路満英は入賞!

日本でただ一人順位をひとけた台に押し上げ、7位入賞を果たしたのは、唯一パラリンピック出場の経験のある元JA調教助手で63歳の宮路満英(グレードⅡ)だった。

東京パラリンピック・馬術日本代表の宮路
photo by JunTsukida

2005年、47歳のとき仕事中に脳卒中で倒れ、約半年の入院後も右半身のまひや高次脳機能障がいが残った。馬術を始めてからは、左手だけで手綱を捌く。前回のリオ大会は11位で、馬術の経路を指示するコマンダーの妻・裕美子さんは「馬に乗せられている感じだった」というが、今回は違った。

目標の70%には届かずも、66.824%を出し、「まあまあ」のデキ(宮路)。まひのある右手を押さえるゴムが途中で外れるアクシデントについては「残念だった」と悔しがるが、最後までバランスを取って馬に乗り切った。

裕美子さんが緊張で2度コールを誤って出したときも「大丈夫だった。僕、違うほうをやった」と冷静に修正している。

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演技を終えると、愛馬のチャーマンダー号に「おおきに」と感謝した。「パリは目指すか」と問われると、「年も年なんで、やりたいけど断言できません」と答えたものの。「まずは来年」と現役続行を誓っていた。

若手の吉越奏詞は次への糧に

宮路と同じグレードⅡに出場した21歳の吉越奏詞も、63.823%を叩き出す善戦の10位だった。

東京パラリンピック・馬術日本代表の吉越
photo by JunTsukida

先天性の脳性まひで右上肢、両足に障がいのある吉越が、乗馬を始めたのは、ホースセラピーに参加したのがきっかけ。いまでは、「馬への愛は一生変わらないものだと思っている」というほど愛着がある。

それだけ馬への思いが深いだけに、黒光りするハッシュタグ号との演技は、「もっと馬を生かす演技ができたはずなのに申し訳ない」と馬にわびる思いが口からついて出た。前日は馬の調子がよかっただけに、75%というメダルラインも考えていた。でも、「コントロールや、操作の仕方だったりで細かさが足りなかったかな」。

だが、反省点があるからこそ、「それもまた糧にして次に挑みたい。できれば次のパリも」と気持ちを切り替えていた。

元ジョッキーの高嶋活士「今後、いい方向にいく」

宮路、吉越と同じ初日に出走したグレートⅣの元JRA騎手の高嶋活士は、初めてとなるパラリンピックで14位だった。スコアは65.951%。

東京パラリンピック・馬術日本代表の高嶋
photo by JunTsukida
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