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「世界を変えるのに年齢は関係ない」フスナ・ククンダクウェが語るマインドセット

パラサポWEB

2020年にIPC(国際パラリンピック委員会)がリリースし、ウェビー賞を受賞するなど世界的に高い評価を受けているPodcast『勝利のマインドセット:パラリンピックが教えてくれたこと』から、日本の読者に届けたいエピソードを紹介する企画の第3回。

今回紹介するのは、わずか14歳にしてアフリカや世界の障がい者に対する見方を変える可能性を秘めた水泳選手、フスナ・ククンダクウェ。ウガンダ出身の彼女は東京2020パラリンピックにも出場予定。アフリカでの障がい者スポーツの認知度向上のために、先導者になる決意を語る。障がい当事者であるアンディ・スティーブンソンが話を聞いた。

※この記事は2020年12月に公開されたPodcast「A Winning Mindset: Lessons From The Paralympics」の「Lessons From The ParalympicsHusnah Kukundakwe on representation」をもとに制作しています。

水の中では“自分らしさ”を感じられる

――フスナさんは、生まれつき右腕が欠損していて、左手にも障がいがありますよね。どのようにして育ったのですか。

Husnah  恥ずかしがり屋だったこともあって、いつも手を隠していました。外出するときは、母も私の手を隠していたそうです。でもあるとき、母はそれが無駄なことだと気がついたそうです。そして、私にも人前に出て自分らしく生きることを勧めてくれました。その後、母の勧めでスポーツにも挑戦したんです。水泳は最も自分らしさを感じられた競技でした。義手をつけなくても水に入ることはできるし、自由を感じたんです。だから、水泳なら自分らしさを出せると思いました。

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――実は、数週間前にアイルランドのパラリンピック水泳選手、エレン・キーンとも話をしました。エレンにも同じような障がいがありますね。エレンのような存在をどう思っていますか。

Husnah  エレンさんにはとても刺激を受けています。偶然SNSでエレン・キーンさんを見つけたんですが、彼女の両手を挙げたポーズがカッコよかったんです。生まれつき腕を欠損している自分自身のありのままの姿を受け入れているように見えました。義手をつけてもいませんでした。そんな彼女の姿を見て、どうしたら自分もそうなれるのかなと思ったんです。彼女が私と同じく水泳をやっていると知ったときは、すごい偶然だなと思いました。私も、いつか彼女のように自由になって、自分の手であんなポーズをとって、世界の人たちに自分は障がいがあっても何でもできるんだということを見せられるかもしれないと思いました。

レースに参加させてもらえなかった

――昔の話に戻りましょう。どのようにして水泳に取り組んできたのですか。

Husnah  最初のコーチは、私を普通の子どものように扱ってくれました。私が水が好きなことを見抜いてくれたんです。他の子どもたちが私を見て恐れないように、励ましてもくれました。最初はただ遊んでいるようなものでしたが、小学校に上がってからは本格的に水泳に取り組むことにしました。しかし、ある大会でレースに出場できないということがあったんです。とても落ち込みました。

――初めての競技会で、1回目のレースには参加できたのに、2回目のレースは参加させてもらえなかったんですよね。そのときの気持ちはどうでしたか。

Husnah  非常に腹が立ちました。そして、自分の先生たちにすごく失望しました。私は、他の生徒と変わらない、同じ学校に通っている生徒で、同じような学校生活を送っていると思っていました。それなのに、2回目のレースに参加させてもらえなかったんです。他の人と交代させられたときはとても残念でした。

障がいのある人は表に出てこない

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