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パラリンピック界のスター、ジョニー・ピーコックが語る『勝利のマインドセット』

パラサポWEB

オリンピックの熱狂を引き継いで、8月24日、ついに東京2020パラリンピックが開幕する。世界中から東京に集まってくるアスリートたちは実に個性豊か。そんな海外選手たちの魅力が詰まったコンテンツがある。2020年にIPC(国際パラリンピック委員会)がリリースし、ウェビー賞を受賞するなど世界的に高い評価を受けているPodcast『勝利のマインドセット:パラリンピックが教えてくれたこと』だ。
全21話からとくに日本の読者に届けたいエピソードを厳選して紹介する。

第1回に登場するのは、パラリンピック陸上競技の100mで2連覇中、“ナイスガイ”として知られるジョニー・ピーコック(イギリス)。
障がい当事者であるアンディ・スティーブンソンが話を聞いた。

※この記事は2020年8月に公開されたPodcast「A Winning Mindset: Lessons From The Paralympics」の「Jonnie Peacock on performing under pressure」をもとに制作しています。

人生って何が起こるかわからない

――東京大会の延期は、あなたにとっては良いタイミングだったのではないでしょうか。2019年末にひざの手術をされましたと聞いています。どんなケガでしたか。

Jonnie はい、実は延期を願っていた数少ない選手のひとりです。シーズン最後のレースで、前日にウォーミングアップをしていたところ、着地でひざをひねってしまいました。それでも、何とか翌日のレースには出場しました。ただ、今思うとそれはよくなかったのかもしれません。軟骨を少し損傷していました。(2019年の)12月に手術を受けることになったので、東京大会が予定通り2020年の開催だったら、時間的にかなりタイトでした。

――延期が決まって、パニックにはならなかったのですか。

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Jonnie アスリートとしては、何事も前向きな姿勢が必要だと思っています。だから、無意識のうちにきっと大丈夫だと自分に言い聞かせていたのかもしれません。2012年のロンドン大会で僕を指導してくれたダン・パフに再び師事したということもあり、実際はけっこう冷静でした。といっても、かなり厳しい状況には変わりないわけです。人生って何が起こるかわからないものだなと思いました。

「家に帰れる可能性は低い」と言われた幼少期の病

――幼少期の話をしましょう。5歳のときに髄膜炎にかかって、昏睡状態になりましたよね。命を落とす可能性もあったと聞いています。

Jonnie 家族にとっては大変な時期だったと思います。振り返ってみても、ほとんど記憶は残っていないんです、5歳でしたから。両親は僕が昏睡状態にあるときに、医師から「お宅の息子は家に帰れる可能性は低い。帰れたとしても、どういった状況で退院できるかはわからない」と言われたそうです。

――昏睡状態から回復したものの、右足をひざ下で切断しなければいけなかったわけですよね。切断前の記憶はありますか。

Jonnie それが、よく覚えていないんです。まだ5歳だったからなのか、それとも頭のどこかでそのことを思い出したくないと思って記憶を消してしまっているのかもしれませんが、その当時の記憶はとてもおぼろげなんです。

最初の一歩を踏み出したら、次の一歩を踏み出す

――5、6歳のときに初めて義足を手に入れて、すぐに走り出したんでしょうか。

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