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Twitter用でしょこれ。「休憩なう」でしょ。〜クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル『コスモズ・ファクトリー』〜平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)連載

耳マン

音楽と絵画を愛するお笑い芸人・平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)が美術館の館長となり、自身が所持する数々のCDジャケットのなかから絵画的に見て優れているもの、時に珍しいものをご紹介する連載。

番外編(第155回):Twitter用でしょこれ。「休憩なう」でしょ

気がついたらこの連載が始まってとうとう3年が経つ。言い換えるとリットーミュージックさんとズブズブの関係を築いてもう3年が経つ。この3年、ほぼ休みなく毎週コラムを書き、締め切りを過ぎたこともほとんどないあたしをみんな褒めましょうね。まわりを見渡すと『耳マン』のなかでもこんな更新頻度でコラムを書き続けている人はどうもいないっぽいし、ここまできたらリットーミュージックの社長様とのベッドインもそう遠くなさそうだ。

さて今週は番外編。3年経とうがなんだろうが残念なジャケットというものはこの世からなくなることはないのです。しかしそれでも供養はせねば。毎月丁寧に残念なジャケットを供養し続けるおれまじ和尚。

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というわけで今週お迎えするのはアメリカから、サザン・ロック(スワンプ・ロック)の元祖的存在、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)の登場だ。

クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル『コスモズ・ファクトリー』(1970年)

<あの海外セレブの背後に偶然ロバートが写り込む奇跡>

オールマン・ブラザーズ・バンドやデラニー&ボニーなど、サザン・ロックのバンドはこの連載でも何度か紹介してきたが、1970年代に流行したアメリカ南部の土臭い空気感を内包したロックジャンルのひとつである。ただCCRは西海岸出身のバンドだが。彼らはヒット曲も多くサザン・ロックのなかでも大成功したバンドといえるが、ボーカル&ギターのジョン・フォガティのワンマンバンド的な色合いが強く、例のごとくメンバーとの関係性がうまくいかず活動期間は短かった。

『コスモズ・ファクトリー』はそんな彼らの5枚目のアルバムで、ブルース、ロカビリー、カントリーといったさまざまな要素をサザン・ロックならではの乾いたサウンドに乗せ、一発で彼らのものとわかる個性的な音を聴かせてくれる。ジョン・フォガティのボーカルはまるで黒人のようなグルーヴを生み出し、当時ならではの長いインプロビゼーション(10分を超える曲も)も決して退屈を感じさせない。「サザン・ロックが好きな人なら絶対必聴」といえる素晴らしき名盤である。

で、ジャケットだが、リサイクルショップで遊び倒す迷惑客ですか? そうではなくどうやらこの場所は彼らがよくリハーサルで使っていた倉庫らしく、「コスモ」というのはドラムのダグ・クリフォードのニックネームらしい。なるほど意味はわかったが、これジャケットにするほどか? Twitter用でしょこれ。「休憩なう」でしょ。リラックスした雰囲気はいいが写真としてもうちょいしっかりしたものを撮れなかったものか。音楽性にも合ってないしこれで名盤じゃなきゃリサイクルショップ行きだったかもしれない。

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