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芸術家シム『SuchArt: アーティストシミュレーター』―実は『Morrowind』や『Oblivion』から影響を受けた【開発者インタビュー】

Game*Spark

芸術家シム『SuchArt: アーティストシミュレーター』―実は『Morrowind』や『Oblivion』から影響を受けた【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Voolgi開発、PC向けに7月15日に早期アクセスが開始された芸術家シミュレーション『SuchArt: アーティストシミュレーター(SuchArt: Genius Artist Simulator)』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、2130年の未来を舞台に、1人の天才芸術家としてアート作品を制作するシミュレーション。それらを販売して知名度を上げ、アトリエをアップグレードしていきます。物理演算が適用される様々なオブジェクトやツール、リアルな絵の具の混色などが特徴。日本語にも対応済みです。Game*Sparkではプレイレポも掲載しているので、ゲームの詳細についてはそちらをご覧ください。

『SuchArt: アーティストシミュレーター』は、2,050円で早期アクセス配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。

Vincentこんにちは。本作を開発しましたVincentです。27歳です。本作は私自身によるプロジェクトでして、本作のあらゆる要素を私が作り、プレイヤーの方が目にすることができるすべてのものを私の責任で作っています!ほとんど個人プロジェクトのようなものですが、もちろんたくさんの外部の方にもお手伝いいただいています。様々なアセット、音楽、翻訳はもちろん、パブリッシャーのHypetrain Digitalからも多大な援助をしていただきました。ちなみに、私はフランス人だったりします。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Vincent「Hello World」というコードが書けるようになる何年も前から、本作のアイデア(と他の多くのランダムなアイデア)が私の頭の中にありました。それから長い年月が経ち、私は余暇を使って本作の開発を2~3ヶ月行いました。当時は大学を卒業したすぐ後で、まだ小さなインディースタジオでも働いていたのです。まずは、今後拡張することができるような小さなプロトタイプを作ることが目標で、2~3個のツールと基本的なお絵描きシステム(絵を描く、絵の具を混ぜる、乾かす)だけが搭載されていました。

それから私は個人的な理由で仕事をやめ、別の国に引っ越すこととなり、これが本作の開発にフルタイムで取り掛かる良いタイミングだと思ったのです。それから2年半、ついに本作をリリースすることができました。

――本作の特徴を教えてください。

Vincent床、壁、天井、家具…望むのならば、プレイヤーはどこにでも絵を描くことができます!あなたはアーティストなのです。誰もあなたの批評はしません。もう少し真面目に言うと、本作の主な特徴の一つは、リラックスできるということだと思います。本作の中心となるアイデアの一つが、プレイヤーには楽しく、自由にそこら中に絵を描いていただきたいというのがあります。依頼やクライアント、ストーリー、お金、名声システムなどもありますが、プレイヤーにプレッシャーを与えるようなことはありませんし、プレイヤーも本作をプレイする目的は「クリアすること」ではないのです。

あなたはアーティストなのです。それはあなたのDNAに刻み込まれています。このゲームはあなたの作り出すアートが素晴らしいものだとしっかりわかるのです。だって、本当に素晴らしいのですから。

――早期アクセスはどれぐらいの期間を予定していますか?今後どのような要素が追加されるのでしょうか?

Vincent早期アクセスの期間は、どのように本作が進化していくかじっくりと見ていきたいので、100%はっきりと決まっているわけではありません。しかし、2022年のQ1には早期アクセスを終わらせるという大体の目安はあります。

追加要素についてですが、かなり柔軟性を持たせたいと思っていますので、凝り固まったロードマップは用意していません。しかし近い将来、ゲーム内コンテンツ(ツール、家具など)の追加を期待していただいて問題ありませんし、できれば液晶ペンタブレットにも対応させたいと思っています。

その他にもいくつかクールなアイデアはあるのですが、まだ何かお約束するには時期尚早です。プレイヤーの皆さんにとって何が重要なのか、何を追加すべきなのか、何を拡張すべきなのかをもっと知りたいと思っていますので、柔軟に対応していきたいと思っています。

――早期アクセスとしてリリースしてみた感想を聞かせてください。

Vincent正しい決断だったと思っています。すでに多くのコンテンツがあり、スタートからクリアまでプレイすることができますが、早期アクセスというシステムはプレイヤーの皆さんに、私たちがもっと本作を良いものにしたいと思っており、コミュニティが私たちに色々と提案できるのだということを伝える良い手段だと思います。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Vincent正直、それほどありません。『Passpartout: The Starving Artist』『Viscera Cleanup Detail』『ハウスフリッパー』などといった似たようなゲームがいくつかあるのは知っていますが、自分でプレイしたことはなく、本作の開発を始めた時点では知らなかった作品もあります。

おかしく感じるかもしれませんが、実は本作は『Morrowind』や『Oblivion』といったゲームから影響を受けています。子供の頃、私はこれらのゲームが大好きで、特にこれらの作品の「物理システム」が好きでした。どんなものでも持ち上げることができ、どこにでも置くことができるというものです。特に『Oblivion』では物理演算と重力のシステムがよくできており、ゲーム内のものに直接干渉できるということがとても気に入りました。これをより発展させたいと思い、それが本作の中心的な要素となったのです。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Vincentまったくありませんでした。本作の開発はほぼ私1人で行なっていますので、まったく変化がなかったのです。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?

Vincentはい。著作権に関する問題なども一切ございません。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Vincent皆さん、こんにちは!本作の日本語コミュニティはまだ小さいですので、もっと皆さんからの意見を聞いてみたいです!皆さんの話す美しい言語はまったくわからないのですが(日本語のウェブサイトを見るといつもパニックを起こしてしまいます)、もし英語でコミュニケーションしてもいいよという方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。私は本作のDiscordサーバーとSteamフォーラムで活発に活動しているので、ぜひお気軽にお越しください!本作は日本語にも対応していますし(翻訳の質も高いと思います)、ぜひ怖がらずに遊んでみてくださいね。皆さん、良い1日をお過ごしください!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に400を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

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