日本の中国麺料理界に一大旋風を巻き起こしたビャンビャン麺。その兆しが見えたのは2018年頃のこと。あれから3年、2021年も勢いは衰えず、“ビャンの進化”が止まらない!
最近はビャンビャン麺を提供する店が増えたばかりでなく、コンビニやスーパーの惣菜コーナーに姿を現したり、輸入食品店に乾麺&スープの袋麺が並んだり。ビャンビャン麺に出合える“ビャン活”の場は、着実に広がりを見せています。
専門店でビャン活(東日本編)|西安麺荘 秦唐記
日本におけるビャンビャン麺伝播の立役者「西安麺荘 秦唐記(しんとうき)」。コロナ禍のおうち時間に楽しんでもらえるように、店舗営業のみならずオンラインショップもオープン。ビャンビャン麺のほか、総画数50超の激ムズ漢字として話題の‟ビャン字“をあしらったグッズも販売。その歩みを振り返ると…
2018年9月|新川(1号店)オープン
2019年9月|タモリ倶楽部「漢字から作り方まで〜ビャンビャン麺完全マスター」の舞台として登場
2020年2月|神保町(2号店)オープン
2020年8月|永代(3号店/総本店)オープン
2020年10月|西武渋谷店「偏愛食堂」期間限定出店
2021年6月|そごう横浜店「偏愛食堂はなれ」期間限定出店
2021年7月|錦糸町(4号店)がグランドオープン!
まさに、歴史はビャンとともにあり!
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7月21日にオープンした錦糸町店のビャンビャン麺ラインナップは、油溌麺(ヨウポーめん)、トマト麺、炸醤麺をはじめ、既存の店舗と同様ですが、場所柄ふらりと気軽に立ち寄れるよう、串焼きや点心を含めた一品料理も揃います。






また、錦糸町店ではタブレットを活用したセルフオーダーシステムを採用。メニューで注文を済ませたら、「ビャン字解説」や麺に付いてくる茹で汁の謎解説などのページを読みながら、料理が来るのを待つのも楽しいもの。
「西安麺荘 秦唐記」名物ともいえる、週替わり麺の提供は、8/2からスタート予定です。


専門店でビャン活(西日本編)|王楽園
ところ変わって、奈良でビャンビャン麺! 陝西省宝鶏市岐山出身、のちに西安市中心部の城壁近くにお住まいだったという店主の「王さん」が営む「楽園」が「王楽園(わんらくえん)」。

オープンは2002年3月1日。ここ数年の“ビャン旋風”以前から、地元の老若男女が普段の食事として、気軽にビャンビャン麺を楽しんでいる光景がここにあります。


店主の王さんは来日し日本語を学んだあと、故郷に通ずるものをピンと感じたという奈良に一目惚れ。そう、平城京は、長安(現在の西安)をモデルに造られた都。以来、ずっと奈良で暮らしています。