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死球禍の長嶋茂雄復帰。巨人は浮上するのか/週べ回顧1973年編

週刊ベースボールONLINE

 3年前に創刊60周年を迎えた『週刊ベースボール』。現在、(平日だけ)1日に1冊ずつバックナンバーを紹介する連載を進行中。いつまで続くかは担当者の健康と気力、さらには読者の皆さんの反応次第。できれば末永くお付き合いいただきたい。

新浦がオープン戦初完封



表紙は上が近鉄・仲根正広、下が巨人・長嶋茂雄


 今回は『1973年4月16日号』。定価は120円。

 開幕を2週間後に控え、巨人が投打に低迷。長嶋茂雄の頭部死球離脱に加え、湯口敏彦の急死の影響もあったのかもしれない。
巨人の寮には「湯口さんの霊前に」とファンからの花が届けられ、3月24日、多摩川での練習前、1分間の黙とうがささげられた。

 それでも、この24日から長嶋が練習に復帰。「さあ、声を出せ、元気がないぞ」「こら、どうした。練習は黙ってやるもんじゃないぞ」と盛んに若手に檄を飛ばしていた。
 長嶋は死球を受けたヘルメットは捨てたという。
「あんなもの縁起が悪いもん。これまで2年ぐらい使って馴染んだものだったけどね」
 頭部死球を受けたことで、球への恐怖も心配されたが、
「いやあ、そんなもの俺にはないさ。球を怖がっていたら通用しないよ。いままで十何年、体中のあらゆるところに死球を食らっているんだ。その弾丸の下をかいくぐって生きてきたんですからね。これしきのことで恐怖心を持っていたら、人様に笑われます」
 と話していた。

 さらに25日には岡山の阪急戦で期待の若手・新浦寿夫がオープン戦で両リーグ最初の完封勝利、試合終了後、川上哲治監督は、
「新浦はついに仕上がった。本物になったという意味です。これが一本立ちし、ほかの投手にプラスする柱になってくれたら何も言うことはない。きょうは正直、うれしい」
 担当記者も驚くほどの満面の笑顔で語った。

 では、またあした。

<次回に続く>

写真=BBM

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